第七幕その六
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「だからね」
「私達のお願いは聞いてくれて」
「行かせてもらうわ」
「それじゃあね」
こうしたことをお話してです、そのうえで。
皆でティーセットを楽しく食べました、そうして空腹でなlくなってからです。皆でこの国で何が起こるのかをお話しました。
まずは神宝がです、こう言いました。
「誰か攻めて来る?」
「ノームや妖魔みたいな相手が」
アンはその神宝に尋ねました。
「そう言うのね」
「はい、そうなりますか?」
「あと地震?」
恵梨香は災害のことを心配しました。
「竜巻とか」
「病気じゃないかな」
カルロスはこちらではないかと考えています。
「オズの国では誰も死なないけれどそれでも何かの病気が流行るとか」
「寒波か熱波か」
ナターシャが考えたのは気温のことでした。
「やっぱりオズの国は常春ですが」
「空から隕石が落ちて来る?」
こう言ったのはジョージでした。
「そういうのでしょうか」
「そのどれもオズの国にはないわよ」
ドロシーが五人にこう答えました。
「災害も疫病も気候の変化も隕石も」
「妖魔やーーノームもーーです」
チクタクはかつてオズの国を攻めようとしたこの人達のことをお話します。
「今ではーー改心ーーしまして」
「平和な種族になってるわ」
ドロシーはチクタクの言葉は捕捉しました。
「誰もね」
「ですからーー侵略もーーありません」
チクタクはまた言いました。
「オズの国のーー中からーーは」
「外からは言うまでもなく無理よ」
アンも言います。
「この大陸は死の砂漠に囲まれていてしかも外からは決して見えないしレーダーとかにも映らないから」
「幻で見えなくしていて」
「レーダーの電波は妨害していて」
「普通にですね」
「何もない場所になってますね」
「普通の手段で行けない場所ですね」
「そうよ、それこそドロシー王女やベッツイやトロットみたいなことじゃないと」
特別な、漂流の様な入り方でもない限りです。
「ここに来ることは出来ないわ」
「侵略は絶対にないですね」
大尉っは確信しています。
「この国では」
「じゃあ何でしょうか」
「侵略でも災害でもない」
「疫病でも気候の変化でもない」
「隕石でもないとすると」
「一体」
「悪いことばかりでもないでしょうし」
大尉はマイナス要素を考える五人にこうも言いました。
「いい場合もあります」
「悪い場合はね」
それこそとです、アンも言います。
「色々有り得るけれど」
「悪いことが起こるとは限らない」
「そうなんですね」
「いいことが起こるかも知れない」
「そうなんですね」
「その場合もありますか」
「そうなのよ、そちらの可能性もね」
アンは五人にお話し
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