第一話 夢の世界その一
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な」
「創作落語はせんか」
「それも好きやけどまずはや」
「古典か」
「そっちをやって基礎固めたくてや」
こう考えているからだというのだ。
「僕はまずは古典落語やるで」
「そうか。ほな頑張るんやな」
「そうするわ」
「僕は経済学部行くけどな」
「合格出来るんやろな」
「そうなる様に受験勉強してるわ」
これが中里の返事だった、自分の席に座って前の席に座って話をしてきている芥川に対して答えている。
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