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魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第九話 緊張 ―テンション―
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にブレイブデュエルで遊んできたので顔を合わせる機会は多かったし、話す頻度も高い。同じクラスの女子よりも仲が良いのは事実だろう。そして憎からず思っているのもまた事実であり……何度も同じ戦場を翔けてきた大切な仲間だ。となると、一番適切な言葉は……
「……戦友?」
と、首をかしげつつも疾風はそう言った。自分で言っておいてなんだが、口にしてみるとそれが一番しっくりくる表現のような気がしたのだ。それを聞いて、シュテルはなんだか納得したような表情を浮かべている。
「戦友……ですか。なるほど、良いと思います」
「納得いく答えを返せたようでよかったぜ」
追撃が来るんじゃないかと少しだけ警戒していた疾風だったが、今の答えで見逃してくれるようだと思った疾風はホッと息をついた。……紗那の方は、なんとなく嬉しそうな表情をしていたが。おそらく“ただの友達では済まない”、といった辺りに喜びを感じたのだろうとシュテル達は思ったが、さすがにそこを突くのはやめておくことにしたようだった。
「それにしても、とんでもないメンツなんだな……よく考えたら通り名持ってないの俺だけじゃん」
特に今まで意識したこともなかったが、自分だけに通り名がないということにはさすがに思うところがあったのか疾風は小さく息を吐いた。が、それにキョトンとした声で紗那が答える。
「……え? 疾風にもついてるよ? 通り名」
「は!?」
知らないぞ!? と向き直る疾風に頷いて見せる紗那。どうやら紗那は知っていたらしいが、疾風はまったく知らなかったため驚愕していた。
「“光の戦士”、だって。この前のスピードレーシングの後くらいに着けられたみたいだよ」
「マジかよ……」
マジだった。先日のスピードレーシングで見せたタキオンマニューバが、疾風の通り名の元ネタであり代名詞になったようだ。赤き光を纏い、目にもとまらぬスピードで敵を翻弄した戦士、というイメージで。が、通り名を聞いて疾風は素直に喜べなかった。
「それにしても随分安直な……確かに“騎士”とか“勇者”ってガラじゃねぇけどよ」
そう、あまりに使われている単語がそのまま過ぎないかと思ったのだ。確かに基本的に通り名と言うと、凝っていてカッコいい表現のものが多い印象があるかもしれない。その点で言うと、確かに安直とも言える。が、紗那は別の理由があるのではないかと思っていたようだった。
「それもあるけど、疾風ってデバイス銃剣じゃない? だから“剣士”っていうのも“ガンナー”っていうのも微妙だし、それでどっちでも大丈夫な“戦士”になったんじゃないかな」
「あー……なるほどな。それはしゃーないか……」
はぁ、とため息は吐きつつも疾風は一応納得したようで、その話
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