思い出を辿って
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のゴリ押し+子分共の恋慕で時間稼ぎして乗り切ったよな。『最後まで残さず食べなさいよ』ってお前がさ・・・。」
ミナ「へへ・・・子供の私、怖いもの知らずでしたから☆あ、富士山がよく見えるわ。ほら。」
テツ「本当だ・・・シルバーエクスプレスが消したはずだけどな。」
ミナ「後でブラック達から聞いた話によると・・・実はあの時、シルバーは富士山を消滅させたんじゃなくて、瞬間ワープでブラッチャール星に持ち帰っていたんですって。」
テツ「そうだったのか・・・何のために?」
ミナ「盆栽代わりにするつもりだったんですって。」
テツ「プハッハハハ・・・お茶目w」
ミナ「ブラッチャーって本当はみんなそうなのかしらね?」
テツ「一応、元をたどれば人間だしなハハハハハハ・・・。」
富士川鉄橋から先は静岡、掛川、浜松、豊橋、三河安城を通過し、名古屋まで一直線だ。
700系等に比べて音がやかましいと言われる300系だが、その間、テツユキとミナヨが気にする様子はなかった。
ミナ「名古屋で親戚の結婚式が邪魔されたこともあったわね。
で、私とテツユキ君がブラッチャーをおびき寄せるために・・・。」
テツ「あれ今考えても恥ずかしいよ。のぞみのやつときたら、俺にスーツ着せながらさ、お前に似た可愛い声で、『いつか本当に仲人になってあげるからね☆』とか・・・。」
ミナ「フフ・・・実は作戦の前に、私ものぞみに聞かれたの。
『相手役でかっこいい人探してこようか?』って。でも私はね、『テツユキ君がいい』って言ったの。」
テツ「・・・まあ、あの頃はそうだったろうな。ハハハ・・・。」
ミナ「・・・今も、だったら?」
テツ「・・・は?いや、俺は・・・あ、そうだ。サービスコーナーって今、どうなっているんだっけな?
ちょっと見に行ってみる。じゃあな。」
さっさと席を立って後部車両に行ってしまった。
ミナ「・・・どうして・・・なんでなの?」
ミナヨの目はかすかに潤んでいた・・・。
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