ガンダムW
1636話
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」
デュオの言葉通り、こうして避難も何もしておらず、普通にコロニーの住民が街中に出歩いているとなる中で下手に射撃武器を使おうものなら、間違いなく死人が出る。
また、この戦いが終わった後でそれを問題にするような奴も出てくるだろう。
それとも、バートン財団がOZと手を組んでいるのであれば、そっち関係でOZが非難声明を口にするのが先か?
どちらが先なのかは分からないが、わざわざ向こうに攻撃の……いや、口撃の材料を与える必要はない。
「射撃武器の使用を禁止する。頭部バルカンの類も含めてだ。攻撃は近接用の武器のみで行い、爆発させるような真似もするな。お前達はガンダムのパイロットで、シャドウミラーのメンバーだ。その程度は問題なく出来るな?」
『……ふんっ、当然だ。あのような卑怯者共に負ける筈がない』
『まぁ、コロニーに被害を出さないようにって考えれば、寧ろそのくらいは当然かもな』
俺の言葉に、五飛とデュオがそれぞれ返事をする。
幸いなのは、シェンロンガンダムもデスサイズも、そこまで強力な射撃武器を持っていないという事か。
戦いになっても、武器の使用制限はそこまで大きくはない。
寧ろそういう点では……
『けど、いいのかよ? アクセルのトールギスは、そうなると使える武器はビームサーベルのみになるぜ?』
そう。デュオが言ったように、射撃武器を封じるとなると、ドーバーガンは当然ながら、両肩、両手首のマシンキャノンも使用が不可能になる。
だが、そんなデュオの言葉に、俺は笑みを浮かべて口を開く。
「心配するな。この程度の敵、どうとでもしてみせるさ。俺はシャドウミラーを率いる男なんだぜ?」
そう告げ、港からコロニーに入って立ち止まっていた場所から、一気にコロニーの中心部目指してトールギスを進めるのだった。
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