第二話「永遠の”のぞみ”と”ひかり”」
そしてその日が来た・・・。
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今日と言う今日は、寝てばかりおられんわい。」
W「こだ爺・・・俺、正直に言いたいことがあるんだ。」
こだ「ん?」
W「俺、のぞみをすごい恨んだ時期があったんだ。俺がこっち(山陽)だけで働くことになったとき・・・。」
こだ「8両編成に減らして、各駅停車。時速は300キロ出さない・・・かね。」
W「うん。何でって聞いたらさ、『お前は設計が東海道の駅に合わない』とか『ビジネスマンが乗るのに不向き』とか言われて・・・ショックだった。
『お前は邪魔だ』って言われているようなものだった・・・。」
こだ「そうかもしれんの・・・じゃが、それでもお前さんは生き残ってきた。ひかりと共にな。」
W「ああ。こっちに来てからはひかり隊長から指導受けて・・・もう慣れたよ。それに・・・。」
こだ「子供達からは大人気。」
W「そうそう。この前博多でのぞみとばったり会ったらこんなこと言っていたよ。
『東京には500系を見たがる子供がいっぱいいる。私は影薄いのかな・・・。』ってさw。」
こだ「ホホホホホ・・・それでいいんじゃ。や、もう出発の時間じゃぞい。」
W「いけね。また後でね、こだ爺・・・。」
東京某所
女子アナ「今日、新幹線の歴史上に輝くふたりの英雄が線路を去ろうとしています。
新幹線100系電車は昭和60年、0系に代わる二代目のひかり号として誕生し・・・。」
ドジラス「本当に引退しちゃうなんて・・・ボディで言ったらおいら達の方がずっと古いのに・・・。」
ウッカリー「新幹線と機関車を一緒にしてどうするんだよ・・・。」
ブラックエクスプレス(やっと登場)「・・・。」
ウカ「親分、それでどうするんです?ユーロ男爵の作戦。参加しないの?」
ちゃぶ台の上にはこんな手紙が置かれていた。
「ブラックエクスプレス君と子分くんたちへ。
君たちの永遠の敵、のぞみとひかりがまもなく引退する。
多くの人々が集まるこの機会を逃す手はないと私は考えている。
どうだろう。のぞみとひかりに無事な引退をさせないよう、私の作戦に協力してくれないかね?
ユーロより」
ウカ「みんなの思い出乗せたのぞみとひかりを攻撃したら、それはみんな、いやーーーーーーーな思いをするよね。」
ドジ「でも、それでいいのかな・・・?」
ウカ「ドジラスは行かなくていいよ。JHRに頼まれて、こっそりイベント列車ひいてるんだろ?」
ドジ「あ、ばれちゃってた?」
ウカ「バレバレ。」
ブラ「少し黙っていろ。」
ドジ&ウカ「親分・・・。」
女子アナ「あ!今、ホームに入ってきました。300系のぞみ号、最後の勇姿です・・・。」
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