第3章:再会、繋がる絆
第95話「再会し、繋がった絆」
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レンドの所へ行ってこい。」
そういってお父さんは私の背中を押す。
「...って、ぼ、ボーイフレ...!?ゆ、優輝君とは別にそういう関係じゃ...!」
「ん?男友達じゃないのか?」
「っ、ぁ....!」
態とだ...!お父さん、絶対今態と言った...!
敢えて“ボーイフレンド”を直訳した意味で言ってる...!
「もうっ!」
「ま、友達は大事になー。」
これ以上弄られたら嫌なため、さっさと私はお父さんから離れる。
アリシアちゃんのせいで意識してる時に...まったく...。
「あ、司、こっちこっち!」
「あ.....。」
まるで狙ったかのように、アリシアちゃんが手招きしてくる。
傍には優輝君や奏ちゃん、アリサちゃん、すずかちゃんがいる。
「.....!」
「えっ?どうしたの?」
アリシアちゃんを視界に入れた瞬間、言いようのない感情が湧き上がってくる。
...そう。私はアリシアちゃんに色々と物申したい。
「ア、リ、シ、ア、ちゃん...!」
「え、ちょ、なんで肩掴んで...って痛い!ちょっと痛い!?」
肩を掴んで逃がさないようにする。
少し掴む力が強すぎるかもしれないけど、今はそんなの関係ない。
「アリシアちゃんのせいだよ!?アリシアちゃんがあの時色々からかってくれたおかげで、私必要以上に意識しちゃってるんだよ!?ここの所!」
「えっ?えっと....。」
私の少々理不尽さがある怒りの言葉に、アリシアちゃんは目を泳がせる。
その視線が、優輝君へと止まるが...。
「...で、何余計な事吹き込んだんだ?」
「あれ!?逃げられない!?」
優輝君もどうやら気になっていたようで、さらに逃げれないようになる。
「まぁ、何を言ったとか、内容は聞かないでおいてやる。だが、司の様子からしてお前が原因なのは明らかだからな...。」
「ちょっと...“お話”しようか...?」
別に説教とかそういうのではない。ただ“お話”するだけだ。
「あわわわ....アリサ、すずか...!」
「...諦めなさい。」
「これを助けるのは...ちょっと...。」
「薄情者ー!」
「妥当だと思うけどな。」
ふふふ...覚悟してねアリシアちゃん?
=out side=
「燃え...尽きた......ガクッ...。」
「...ふぅ、少し気が楽になったかも。」
パーティーによる喧騒の中、その一角でアリシアは燃え尽きていた。
司による、説教のような淡々とした会話によって精神が削られたのだ。
対
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