78部分:血の絆その七
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?またアルスターへ戻り叔父貴に仕えるのか?」
ヒックスはフッと笑った。
「まさか。私はレンスターの人間ですよ。それにシアルフィの心を今見たと思っております」
「そうか」
「はい。及ばずながら私も解放軍の末席にお加え下さい。そして共に戦わせて頂きたく存じます」
二人は快くシャナンに迎えられ解放軍に加わった。ティニーはその儚げな外見と穏やかな性格からたちまち男女を問わず解放軍の人気の的となりヒックスもアマルダ等かっての同僚達をはじめ解放軍の面々とすぐに打ち解けた。
後にアルスター会戦と呼ばれる戦いは終わった。参加兵力は解放軍十三万五千、フリージ軍十六万、損害はフリージの死傷者が三万五千を越えたのに大して解放軍は三千程だった。またフリージは数千の捕虜を出しその全てが解放軍に組み込まれたのに対し解放軍の捕虜は皆無だった。またティニー、ヒックスの両名が解放軍に入りその陣容に一層厚みが加わった。そしてその勢いのまま再びアルスターへ進軍をはじめた。
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