77部分:血の絆その六
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ィニー!?」
その名を聞いたアーサーの顔が変わった。
「リンダ、あの娘が本当にティニーなのか?」
目の前の大旗の下の少女を指差した。
「ええ。間違い無いわ」
アーサーの顔が笑った。
「そうか、やっと・・・・・・」
そう言うや否や駆け出した。
「あっ、おい一人で突っ込むな!」
「危ないわよ!」
アミッドとリンダがそれを追いかけて行く。アーサーはそれに構わずどんどん足を進めていく。
「どうやらほぼ全員戦場から離脱する事が出来たようですな」
ヒックスは撤退する最後の部隊を見ながらティニーに言った。
「ええ。じゃあ私達も・・・・・・」
撤退しようとしたその時解放軍から一人の若者が駆けて来た。
「むっ!?」
ヒックスが大斧を片手にティニーの前に出る。だがティニーはそれを両手でヒックスの右手を押さえ制した。
「待って」
「で、ですが・・・・・・」
「あれを見て」
ティニーは若者を追う様に駆けて来る二人の若者を指差した。
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