第二話「永遠の”のぞみ”と”ひかり”」
会議
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JHR基地司令室。
例によって呑気な職員たちは休憩でテレビを見ている。松任谷由実の歌が流れていた。
ユーミン「ガラスに浮かんだ町の灯に溶けてついてゆきたい、ため息ついてドアが閉まる、何も云わなくていい、力をください、距離に負けぬよう・・・。」
(『シンデレラエクスプレス』松任谷由実・作詞/作曲・JASRAC(出)許諾040-9122-1号)
富士見「『シンデレラエクスプレス』・・・か。懐かしいな。」
新幹線に乗った恋人を見送る女性の映像が流れている。その新幹線というのはどうやら300系のようだ。
笛太郎「・・・何だかミナヨちゃんとテツユキ局長、それにのぞみに見えてきますね。」
アケミ「え〜、のぞみさんはそんな意地悪じゃありませんわ。二人を引き合わせたり、引き離したりなんて・・・。」
トキサダ「それはそれで、面白・・・プププ・・・嫉妬してミナヨちゃんに意地悪するのぞみ・・・。」
笛「あ、トキサダさん、僻みですか?」
トキ「・・・俺、最近もてないんだよな。なんでだろ?(´;ω;`)」
ブイーン・・・。
富士見「おう。のぞみとテツユキ局長か。」
のぞみ「ひかり隊長も後で来るはずです。」
テツ「ちょっと呼び出しを食らって。」
富士見「?私は別に呼び出したりしていないが・・・。」
のぞみ「後で分かりますよ・・・。」
数分後、ひかり隊長やウエスト、セブン他新幹線メンバー、それにミナヨとチェンまでもが集まった。
テツ「・・・ミナヨも呼ばれたのか?」
ミナ「う・・・うん、『あのヒト』が『君も来ておくれ』って。」
ひかり「・・・さて・・・みんなそろいましたよ。」
すると・・・
?「ホホホホホホ・・・!!」
突然司令室中央が光輝き、床が開いた。そこから出てきたのは・・・。
JHR職員とチェン以外「こだ爺!」
トキ「こだ・・・爺?」
富士見「0系新幹線の・・・ヒカリアン?」
チェン「あれは・・・。」
W「僕達の長老様だよ。」
ひげを生やした0系のこだ爺。背中に満開の生け花やら「家内安全」「交通安全」と書かれた立て札。
こだ爺「ホヘーーー!ゴッホン。話は聞いておるぞ、ひかり、のぞみ。おぬしらはもう新幹線としては引退するとな。」
ひかり「はい。しかしブラッチャーとの戦いはまだ続ける予定です。」
テツ「・・・長いこと寝ていたのにどうしてふたりの引退が分かったんだろう?」
こだ「わしはこう見えて超能力の持ち主なんじゃ。近頃どうなっておるかもテレパシーで分かるのじゃよ。
それはそうと・・・明日のラストラン、誰ひとりとして邪魔してこんとは限らんぞ。」
のぞみ「ム
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