綺糺の最期?
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親の前でのチューすらしていない二人を見て驚くクロエ。ありがとうのハグだけで冷やかされて引き下がったらしい。
「その後はどうしたの?」
単に興味本位で聞いたのではなく「オマエラそれから何一つハッテンしてないんかい?」と言うニュアンスで聞いた。
「シローのご両親が夫婦漫才を披露してくれてな、最初は喧嘩しているのかと思ったが「大口に吸い込まれる〜」とか奥さんがシバかれて「プロペラ飛んだ〜」までしていたので仲良くやっているようだ」
関西人なので、家が倒壊するとき自分を守らなかったとか、崩れそうになった時真っ先に自分だけ逃げ出した、とかでモメているようだが、アンジェリカはネイティブ関西人ではないので気付かなかった。
「そ、それから?」
肝心な行為が何一つ出ないので、言うのが恥ずかしくて黙っているのかと思ったが、本当に何もせず夫婦漫才を見ていたのではないかと思って震えだすクロエ。
「ああ、お義母様から「あんたキンパツにしとるんか〜、士郎お前ヤンキーのお姉さんと付き合うとるんかいな、あら? 目まで青いがな、うわぁ、アンタ見てみ、ホンモノのガイジンさんやで〜、肌も白いしオッパイも大きいがな? ちょっと触ってもええか〜?」と驚かれてしまって」
ネイティブ関西人ではないが、小さな頃からテレビや学校で馴らされ、ヒアリングとモノマネは完璧だったアンジェリカ。
士郎では無く、母親にモミモミされてしまって満足し、父親まで「ほんならワイも一寸」とボケで触ろうとして「何でアンタが触んねんっ、どついたろか?」というか本当にドツかれてわざとコケて、士郎まで「ああ、そんならワイが」と言いながらアンジェリカの乳を揉もうとして母親にシバかれ、ボケとツッコミが成功して「「「もうアンタとはやっとられんわ〜、は〜サイナラ〜」」」までやり切って切嗣人形の目を点にした関西人三人。
切嗣に育てられたとしても、所詮子供時代までコテコテの環境で育ってしまった関西人の士郎であった。
そこまで聞いてプルプル震えだしたクロエ。
「正座」
「「ヘ?」」
「二人ともそこに座れ、ワシが説教したる」
急に目付きも喋り方も関西人になったクロエ、まず二人をその場で正座させた。
「オマエラ何晒しとんじゃっ! そこは感激して抱きおうてチューして、親ほっといてでも別室籠ってパコパコするとこやろがいっ! ええかげんにせんかいっ!」
アンジェリカと士郎の二人に、大回転エビぞりツッコミと言う荒業を繰り出した。
切嗣とアイリも標準語の日本語やドイツ語で話す親だったが、テレビでは関西弁が垂れ流され、友達も全員関西弁でイリヤの中にいてもアンリマユされ、ネイティブ関西人にされていたクロエだった。
「「スンマヘン、二人だけで来たんは「後は若い二人に任せましょうか〜」とかオカンにエロイ目で言われ
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