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FGO 〜沖田さんレポート〜
レポート 02
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がどうのと色々と口にしてしましましたが、ここのマスターは普段あまり特定のキャラに強い関心を示さない人なのです。
 ですが私を引くために必死にフリークエストを回って石を溜めてくれたんですよ。一部課金した分もあるようですが、私のために用意してくれた石が穢れたものであろうか、いやあるはずない(ちなみにこういう言い回しを反語と言います)。
 さらに……このサイトで書かれている別作品では特別好きなヒロインがいないから物語の章ごとにメインとなる存在は決めていますが、本編終了まで結ばれることはない物語を書いた人なんです。現状はIFエンドという形でそれぞれのヒロインとの話を書いていますが。

「そんな人がですよ……入手した情報によれば、私のことは《嫁》のような存在だと言ってくれたそうでありませんか。つまり、私はあのマスターさんと最も付き合いの長い武蔵さんよりも上の存在。いえ、武蔵さんだけでなく他の美女・美少女を押さえてマスターのトップということです!」

 それはマスターの寵愛を最も受けられるということ。ほぼ間違いなくパーティーから外されることはなく、マイルームも私固定ということです。
 フッフッフ……最近は武蔵だの武蔵ちゃんだの武蔵ちゃんのおっぱい堪らんだの言う不貞浪士が多かったようですが、ここから再び私の時代です。つまり、沖田さん大勝利〜!

「……なんですが、あの方はマスターで私はサーヴァント。どんなに私達の間に想いがあったとしても縁がなければ出会えない関係……私は無事にあの方の元を訪れることが出来るのでしょうか」

 ……いえ、弱気になってはいけません。
 剣も大切なのは気合なのですからここで私の想いが弱まっては出会えるものも出会えなくなります。メンテが終わるのも待っていてください。私はいつでもマスターの元へ駆けつける準備をしておきますので……

「さっきから気になってのじゃが、お前はいったい何をしておるのじゃ?」
「――っ!? あ、あなたは……!」

 赤と黒を基調としたデザインといい、かつてツンデレキャラをこの人しかいないと言わんばかりに多くのツンデレヒロインを演じ世の中に認知され、最近は声優の無駄遣いと言われたりするお子様チャイニーズくらいでしか声を聞かなくなったように思えるあの方と同じ声……間違いありません、彼女の名は

「織田信長、もといノッブ! 最近は回す方のノッブの方が有名になり過ぎてノッブと言えばあちら状態、それでいて優秀なアーチャーが増えたせいで出番がほとんどなくなっていそうなあなたが何故ここに?」
「唐突に出てきたわしも悪いけどお前ひどくね!? わしの心は登場直後でズタズタなんじゃけど……というか、わしの愛称よりあちらが上になったのはあっちの出番多すぎるからじゃ。イベントには毎度のように呼ばれておるし!」

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