巻ノ八十一 上田城へその十一
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いく。徳川の兵達はその彼を観て驚いて言った、
「な、何じゃあの者は!」
「あれが真田幸村か!?」
「何という強さじゃ!」
「まさに鬼じゃ!」
「鬼の様な男じゃ」
「このまま攻めよ!」
幸村は彼が率いる兵達に言った。
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