巡り不変の世界
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るが、所詮はその程度。10歳未満の子供に力をもたせただけ。それが心理学的に見たお前だ、篠ノ之束」
学園祭の時から閉鎖されているIS学園。その第1アリーナにオレは一人で待っていた。ある意味で礼を果たすために。ISがあったからこそ、オレは妻達と再会できた。そのことに関しては感謝している。だからオレ達に対しての無礼なんかは我慢した。だが、関係のない一般人の多くに被害を出したのは許せない。だから餌をまいてやった。戦力のほとんどを囮の要塞に差し向けて、未成年という理由でオレ達は日本にいることを、そしてオレだけがIS学園にいることを態と漏らした。すぐに食いつかなかったのは傍に彼女が居たからだろう。
「篠ノ之箒、そして織斑千冬、織斑一夏。お前達は篠ノ之束の協力者と見て良いのか?はっきり宣言してくれよ。宙ぶらりんだと面倒だからな」
三人は何も答えずに各々のISに武器を構えさせる。
「それが答えね。OKだ。これで堂々と殺せる。そして宣言しておこう。もう終わった」
「「「「なっ!?」」」」
指を鳴らすと同時に4人のISからエネルギーが完全になくなり、ただの拘束具となる。更には全身をオレのラインが覆っている。抵抗できないように筋力なんかも奪っておいて、記憶にもロックを仕込んでっと。よし、これで無力化は出来た。
「まあ、そういう訳だ。オレじゃなくて蘭の所に行っていれば戦うことは出来ただろうよ。簪の所なら静かに綺麗に殺してもらえただろう。運が悪いよ、お前達は。このまま、生きたままバラバラに解体してやる。そこで世にも不思議な体験をさせてやる。冥土の土産に持っていけ」
メスを取り出して、まずは篠ノ之箒の元に向かう。
「くっ、離せ!!私に触れるな!!」
そんなことを叫ぶ篠ノ之箒を無視して他の三人に見やすい位置に移動する。
「ではこれより生物学の授業を始める。内容は人体の仕組みについてだ」
麻酔無しでラインによる生命維持を続けながら篠ノ之箒を完全に解剖し終える。完全にばらばらになってなお、篠ノ之箒は生きている。全てを元の位置に戻して綺麗に縫合しなおせばまた普通に生きれる。まあ、精神は壊れているがな。眼球を引き抜いても神経系をラインで補ってばらばらにされていく自分を見せつけたのだからな。
「さて、次は男女での差を見るために織斑一夏、お前の番だ」
「お、オレたちが何をしたっていうんだ」
この期に及んでこいつは何を言っているんだ?
「馬鹿だ馬鹿だと思っていたが、お前は自分で考えるという事ができないのか?まあ、最後だからな、優しく説明してやる。篠ノ之束は人類を抹殺するって言ったんだよ。冗談じゃなくて本気でな。今、月よりも少し先、そこでは篠ノ之束が用意した巨大な資源衛星を改造して作った要塞と各国の精鋭部隊を
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