暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
巡り不変の世界
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「見せ場は作ってあげないと。装甲擲弾兵は狭い空間でこそ強さを発揮する。広い空間では反中間子対空機銃をばら撒くほうが強い」

「誤射を気にする必要が無いからな。クラスターミサイルも撃ち放題だ。なんなら波動ミサイルもばら撒くか?」

「必要があればね。必要はないと思うけどね」







目標の資源衛星が間もなく射程範囲に入る。一応、最終勧告をしておく必要がある。オープンチャンネルで勧告を行う。

「私は地球代表として今回の件の全てを任された迫水慎吾です。篠ノ之束博士、貴方にはIS学園の襲撃犯の容疑者として指名手配されている。今ならまだ穏便にことを運べるし、弁護士を付ける権利が与えられる。抵抗するようなら可能な限りの捕獲、無理なら殺害命令も出ている。その協力者たちも同じだ。分かりやすく言おう、たった数人で世界に戦争をする覚悟はあるかい?」

答えはビームの雨と展開される無人ISと無人艦だった。通信をオープンチャンネルから艦内通信に切り替える。

「篠ノ之束博士はこちらの要求を拒否した。よって、事前の作戦通り要塞を占拠する。要塞までの道はこの艦が切り開く。総員対空・対艦・対要塞戦用意!!」

「主砲・副砲は艦を機銃とミサイルはISを優先的に狙え!!」

「機関、リミッター限界まで上げろ。真正面から突っ込むぞ!!波動防壁展開!!」

「突入部隊、第1第2格納庫に集結しました!!」

「よし、各砲座撃ち方始め!!」

主砲・副砲からショックカノンが、機銃からは反中間子レーザーが、ミサイル発射管からはクラスターミサイルが放たれ、次々と無人艦とISが為す術もなく沈んでいく。

「あ〜あ〜、資源が勿体無いな」

「レアメタルをふんだんに使いまくっているな。だが、これは、ふむ」

「どうかしたのか?」

「あの資源衛星、コスモナイトが結構な割合で含まれているんだが、精製したあとがない。気付いてないようだな。あれを使われていると多少は面倒だったはずだ」

「使われていないならそれでいいさ。波動防壁を艦首に集中、火力を前方に集中させて。最大火力で要塞に風穴を開ける」

「波動カートリッジ弾、波動ミサイル、波動魚雷、連続装填。照準固定、進路固定、撃ちまくれ!!」

波動砲を除く全ての火力が要塞の一角を崩し、侵入口を作り上げる。

「機関最大。装甲擲弾兵出撃」

「カタパルト開放、トリガーを向こうに任せます」

「本体から念話だ。本命が向こうにかかった」

「やっぱりね。予想通りだ。それでは僕らは僕らで仕事をきっちりこなそう。侵入口に横付けして迎撃する。手の空いている者は直掩に回れ」






「やっぱりこっちに来たか。予想通りすぎてつまらんな。天災とか言われてい
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