1634話
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立たずって訳じゃないんだけどな。
ドロシーがゼロシステムを使ってMDを操作すれば、かなりの戦力にはなるんだし。
ただ、問題はこの世界でそれが実現するかどうかだな。
そんな風に考えながらも、俺達は躊躇せず次の行動に移る。
俺と綾子は左翼に、五飛とデュオは右翼に。
敵がこっちを挟撃しようというのなら、それは各個撃破出来るチャンスだ。
勿論こっちも二手に分かれているので、各個撃破される危機と考える事も出来るんだが。
これが連合軍であれば、どちから一方に戦力を集中させるように考えるが……俺達はシャドウミラー、連合軍でも最強の部隊だ。……正確には傭兵で、連合軍の部隊じゃないが。
ともあれ、そんな訳で俺達は二手に分かれてMDの迎撃に向かう。
その間にも向こうの後衛から放たれるトーラスカノンのビームが幾つも飛んでくるのだが、トールギスとトーラスのように機動性に長けた機体であれば、それを回避するのも難しくはない。
一瞬だけガンダムの方に視線を向けるが、そこでもシェンロンガンダムとデスサイズはトーラスカノンの攻撃を回避しながら進んでいた。
勿論援護攻撃をしているのは、バートン財団だけではない。
こちらも連合軍のリーオー部隊がドーバーガンで援護しているのだが、MD相手にそんな攻撃が通用する筈もない。
これが、何十機、何百機といった風にMSを集め、タイミングを合わせて一斉に射撃……といった風に、連合軍お得意の物量を使った攻撃が行われていればMDも撃破出来るんだろうが。
残念ながら、こっちの戦力は9機のリーオーのみだ。
連合宇宙軍の中では精鋭なのだろうが、それはあくまでもそれ程激戦が行われていない連合宇宙軍のみの話だ。
宇宙での戦闘と地上での戦闘では色々と勝手が違うだろうが、純粋に操縦技量という意味では、間違いなく俺が鍛えたエアリーズ隊の方が上だろうし、もしかしたら、そのエアリーズ隊が鍛えた部隊……言うなれば、孫弟子? そちらの方の技量が上の可能性もある。
そもそもの話、地上では膠着状態に近いとは言っても、そこかしこで大なり小なりの戦闘は繰り広げられている。
相手は精鋭揃いのOZという事もあって、連合軍の方が被害は大きいが……そもそもの母数が違う。
その結果生き残った者達は技量が相応に上がり、それが繰り返される事で決してOZに負けないだけの精鋭も現れ始めているらしい。
勿論それは連合軍だけではなく、OZの方でもそんな連合軍の兵士と戦いを繰り広げる事によって今までよりも更に上の技量を得ている者がいるのだが。
「ま、宇宙軍もこのままって訳にはいかないだろうけど……な!」
左腕のマシンキャノンで牽制しながら、こちらに向かってトーラスカノンを撃ってくるトーラスとの間合いを詰める。
そして間合い
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