第11話
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魔女”の使命……」
事情を聞き終えたアリサは驚いた表情でエマを見つめ、マキアスの疑問にエマは頷いて答え、ガイウスは呆けた表情でエマを見つめた。
「……それは、遥か昔から受け継がれてきたものでね。地下深くに封印された”巨いなる力”を見守り、その行く末を見届けること……それがエマにとっての”果たすべき使命”だったってワケ。」
「”巨いなる力”……それって、まさかみんなの話にあったクロウが駆っている”騎神”という存在の事かい?」
セリーヌの話を聞いてある事が気になったジョルジュはセリーヌに訊ねた。
「ええ。で、その”巨いなる力”はあの学院の旧校舎の地下の奥深くに眠っているのよ。」
「ええっ!?きゅ、旧校舎の地下にクロウが駆っていたような人形が!?」
「旧校舎の件は報告で聞いていたがまさかそのような存在が眠っていたとは……」
セリーヌの説明を聞いたエリオットは驚き、オリヴァルト皇子は信じられない表情で呟いた。
「なるほどね〜。それで委員長とセリーヌは”これからどうするの?”」
「え…………」
「……………」
「これからどうするって……一体どういう意味で訊ねているんだ?」
ミリアムの疑問を聞いたエマは呆け、ミリアムの疑問の意味を理解していたセリーヌは複雑そうな表情で黙り込み、マキアスは戸惑いの表情でミリアムに訊ねた。
「だって、委員長達の”シメイ”ってあのリィンって人と一緒に旧校舎の地下にある”騎神”を手に入れるって事で、エレボニアの内戦やメンフィルとエレボニアの戦争には関係ないって意味にもなるって事だよ?と言う事は、委員長達はその”シメイ”を果たす為にあのリィンって人の仲間にならないと果たせないんだよ〜?」
「ミリアムちゃん!」
「そ、それって………」
「……委員長達が”魔女の使命”を果たす為にあのリィンという人物と共に行動する為にオレ達と別れてメンフィル帝国側に付かなければならないという事か……」
「エマ………」
ミリアムの説明を聞いたクレア大尉は声を上げ、エリオットとガイウス、アリサは辛そうな表情でエマを見つめ
「……それができたらこっちもそんなに悩んだりしないわよ。バリアハートの件で”起動者”にアタシ達が”敵”として認識されてしまったから、普通に考えてみれば向こうの仲間になるなんて無理な話よ。」
「それに幾ら”使命”の為とはいえ、皆さんを裏切るような事はこれ以上できません。今までも皆さんに私達の事を話さず、何一つ警告する事ができなかったのですから……”魔女”として……”Z組”の仲間として失格な私ですが、せめてもの償いに、どんな結果になろうと最後まで皆さんの力になるつもりです。」
「……………」
「……本当にいいんち
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