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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
分からぬ出会い
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叫びながら俺に向かって思いっきり張り手という名のビンタを炸裂させた。結果俺はマヌケな声を出しながら吹っ飛んだ。因みにセルフエコー付きである。
痛みが感じないはずなのに・・・・・不思議とこのビンタは俺の頬に強烈な痛みを与えた。何でだろうな?








「えー、キリト様。この度は誠に申し訳ありませんでした」

キリトにビンタを咬まされた俺はベッドに座って怒っているキリトの前で床に額を擦り付けて土下座をしている、ビンタを咬まされた俺の頬は見事に赤いビンタがくっきりと出来上がっていた。

しかし、そんなことを気にせず俺は、キリトから許しを貰うために必死に土下座と謝罪を繰り返す。


「キリト様!本当に申し訳ありませんでした!どうか私に許しをお与えください!!!」

俺が必死に謝まっている中、キリトはベッドに座って右足を左膝に乗せ、そっぽを向いて頬は赤くしたまま膨らませ、まさに可愛らしい「私怒ってます!」を表していた。
だが、そんなこと思っている場合ではない。自分でも分からないが早くキリトから許しを貰わなくてはいけない気がするのだ。

「あのーキリト様。そろそろ口を開いて下さると(わたくし)めは「ねぇ、ラグナ」は、はいぃぃ〜!?」

必死に謝罪を貰おうとすると、顔を向けいきなりキリトが口を開いたため俺は驚きながらも、マヌケだが声を上げた。

すると、キリトはとんでもない質問をしてきた。

「・・・・・・・・・・・私の裸を見たんだよね?」


この質問に俺は仮想空間では出ない筈の冷や汗が出てきて、俺の顔に垂れる。
しかしここは正直に白状しておこう。確率は低いがきっと許しを貰える筈だ。

「・・・・はい、この目で見てしまいました。誠に申し訳ありません!」

「ッ!?・・・・・・・ふ〜ん、そうなんだ」

それを聞いたキリトは顔を赤くした筈だ。だが俺は先程の言葉に付け足しをしておく。

「でも安心してくれ!胸とかそういう大事なところは見えてなかったから!ちゃんとタオルで隠されてたから!」

「そっか・・・・・・・・」

そのまま無言状態となり、この部屋は重いのか分からない空気に満ち溢れていた。

その空気の中、またキリトが口を開いた。

「ラグナ・・・・許してほしい?」

「は、はい!許してほしいです!というか許して下さい!!」

顔を上げそうになったがキリトが口を開いたため、俺はまた頭を下げ土下座のポーズを作る。

「うーん、それじゃあね〜。今日1日私の言うこと何でも聞いてくれる?」

「はい!もちろんでございます!・・・・ですが、私めにも出来ないことがございますので、無茶な内容でなければ大丈夫でございます!」

もう俺は普段使わない敬語を使いまくっ
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