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近親相姦に立ち会うことになるなんて
全裸の天使の壊しかた
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[9] 最初



まあいい、最終チェック。

「痛いところはない? あそこ以外で(笑)」

訊きながら、良子さんの裸体を観察する。

アザや引っ掻き傷は論外だが、無理に曲げられた関節がないか心配だった。

「大丈夫です」

彼がシャワーを終えてくる。トランクスだけのワイルドな姿で。

かわりに良子さんをシャワーに誘導した。

彼は、ベッドに座ってぼーっとしている。

これが、近親相姦という大それたことをした男なのか。

「明日は私の番よ」

私は彼の前に立って、ビキニのボトムを落とした。

すぐに後ろを向く。

このお尻、あげるね。
──────────

(終)
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