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79五十階の死闘
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ティオさん・・あんた女だろ?」
キリトが不意にそう告げる。
「何度も兄貴に鍛えられたからな・・今じゃ一太刀打ち合うだけで相手の癖や特徴がわかるようになった。あんたのその太刀筋見事なもんだ。でも迷いが見えるな」
キリトの言葉を聞きファナティオは被っていた兜を脱ぎ捨てる。そこから表れたのはキリトのの告げた通り女性の顔だった。
「・・貴様の言う通りだ。私は女としてこの世界に召喚されたことをここまで憎んだことはない!!」
貴様らにわかるか?ダークテリトリーの者共と命をかけた戦いをしている際、兜が壊れ素顔を晒してしまった。その瞬間、皆が突然手を抜いたのだ。戦場で少しでも手を抜くということは命を落とすことに繋がる。なのにやつらは私が女性ということで手を抜いたのだ。
「・・悪いがあんたが女と言う理由で手を抜くつもりはないしその気もないよ・・エンハンス・アーマメント!!」
キリトが叫ぶと剣から無数の黒い蔦が現れ槍のような形を作り出す。それと同時にファナティオの剣が更に光だす。刹那、槍と光がぶつかり辺りを大きく揺らす。ぶつかり合う白と黒の光。やがて黒の光が白の光を飲み込み始める。キリトの剣はキガスシダーということ巨大な木の枝から作られている。アンダーワールドにとどまらず、リアルワールドでも植物は光を吸収し成長する。つまり、黒い光は白い光を吸収しどんどんと成長しているのだ。五分以上拮抗を保っていた二つのは光はやがて黒が白を飲み込み。そのままファナティオを貫いた。
「・・これまずいよ!!」
ファナティオを倒したキリトだがファナティオの傷はあまりにもひどく必死に治癒の神聖術をかけるが天命は確かな早さで減少している。
「・・仕方ないか・・」
そういって小さな短剣を取り出すキリト。少し前、賢者カーディナルの大図書館で司祭を倒し、アリスを救うために渡された短剣の一つだ。これを刺せばあっという間に大図書館と空間を繋げることができる。キリトはその短剣をなんのためらいもなくファナティオの体に突き刺す。
『・・全くお主は・・・』
その瞬間何処からか少女の呆れ声が聞こえる。
『・・その者はワシがちゃんと治癒しといてやろう・・じゃがチャンスは後一回、ちゃんと考えるんじゃぞ』
声と共にファナティオの体が光だし消える。
「・・すまないユージオ」
「別にいいよ・・それよりここから先は多分強敵ばかりだ・・気を引き締めていこう」
次の階へと続く扉に手をかけた瞬間、後ろから拍手が聞こえ振り向く。そこにいたのは鎧を身に纏った一人の生年だ。赤い髪に瑠璃色の瞳をしており、顎からは長い白い髭が生えており、整った容姿と比べ、アンバランスな感じになっている。
「まさか・・副団長まで倒させるとは、流石です」
「・・こいつもしかして・・」
「整合騎士!!」
「ご名答、わた
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