お笑いになりたいの?3
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「柚月さんの進路の紙を渡されたのですが、なりたいものが書かれてないのですが、柚月さんは勉強をそれなりにできると思うし、どこの大学にも行けると思いますよー。」
「そうですが、私たちが行った大学にも行けますか?」
「もちろんです。」
いつもの私でいいの?
いまのままでいいの?
いまのまま親のレールに沿って生きていくの?
だめ?私は本当にお笑いになりたいんだー。
「先生!」
「どうしましたか?柚月さん。」
「まだ、親に言ってないし、進路の紙にも親に怒られるのが怖くて言うことができませんでした。」
「はい、なんですか?」
「私、お笑いになりたいです!」
と、言い切った。
先生もお母さんも目が点のような顔をしていた。
「えーっと…それは?」
「私、中学の頃からずっとお笑いになりたいと思ってぃました。」
「そうだったんですか?」
面談は終わった。
そして、お母さんは車に乗ったら口を開いた。
「お母さん、お笑いになりたいの本当なの?」
「はい。」
「いいよ。」
「えっ?」
「お母さんさ、優子が私と同じ弁護士の道に行っちゃうそんな不安があったの。でも優子は絶対に弁護士には行かせたくなかったの。だからお笑いになりたいということ初めて聞いたときはびっくりしたけど、安心もしたよ。絶対に立派なお笑いになれよ。」
そんな言葉もあり、父もOKを出した。
私は本当のお笑いになることを決意したその矢先、私の運命がとんでもない方向に行くのであった。
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