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Muv-Luv Alternative 士魂の征く道
第57話 綴るモノたち
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やら、類似するシステムを例のユニット用として研究していたようです。問題となるインターフェース周りはそのまま流用して完成させたようです。」
「確か、人型コンピュータの機能拡張デバイスだったか。其方のほうは入手に関してアメリカとの交渉が難航しているのだったな。」

「ええ、しかしアメリカも使い道のないガラクタを後生大事にしまい込んでどうするつもりなのでしょうね。」
「怖がっているのさ―――現在、世界でG元素の獲得に成功したのは日米二か国だけ。彼らが完成させれなかった其れを我が国が完成させることをな。」

「なるほど……」


 主君の推察に納得する真壁、類似する案件は過去幾度となく見られた。
 近年では固体燃料ロケットなどがその代表と言えるだろう。


「香月女史にはせいぜい頑張ってもらおう、世界を救ってくれねば我々も困るからね。―――ではそのユニットをATRXに組み込め。
 ――――彼と、いずれ彼が率いるであろう若人たちには伝説となってもらおう。夜明けの伝説がもうすぐ幕を開けるのだ。」
「他の誰でもない我々の手で……ですね。」




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