暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜風雪の忍と光の戦士〜
第八話 運命 ―デスティニー―
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ンピースなのでおんぶするのはよくないかと思ったのだ。その時に、紗那の握っていたカードと自分が拾ったカードを相手に返すのも忘れない。

「……お騒がせしてすまん。カード、これで全部かな?」

「はい、これで全てです。……そちらの方は大丈夫でしょうか?」

「いや、俺もこの状態になるのは初めてなんでどうだか……申し訳ないがこの通りになっちまったもんで、俺らは退散するぜ。本当は色々脅かしちまった詫びをしたいところなんだが……」

「いえ、少し驚いただけですのでお気遣いなく。ぶつかってしまったのも、こちらにも非はありますし……ところで話は変わってしまうのですが、ひとつお伺いしてもよろしいでしょうか?」

「いいぜ、なんだい?」

「私たちは“ステーションアズール”というゲームセンターに行きたいのですが、ご存じありませんか?」

「……アズールに行くのか。なら俺らも行き慣れてるし、実は目的地もそこなんだ。案内するよ」

 助かります、とお辞儀してきた少女、シュテルと連れだという少年を伴い、疾風は紗那を抱え直してアズールに向けて歩き出した。





 憧れ続けた人物との出会い。ついに運命は、交差した。
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