暁 〜小説投稿サイト〜
虚弱ゲーマーと似非弁護士の物語 −求めたのは力では無く−
Act2 仮想世界
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。私に戦闘の稽古を付けてくれませんか?今までのMMORPGと違って、此処ではプレイヤーの力量に左右されるのでしょう?」
 「それはそうですね。サクラさんがお望みでしたら付き合いますよ」

 ネームレスの承諾に嬉しそうに手を合わせるサクラですが、周囲から抗議?の様な声が飛んでくる。

 「酷いですよ、教官!」
 「私達にも手取足取り教えて下さい!」

 そうだそうだー!とでも言いたいのか、次々にネームレスの稽古を頼みたいと言う声が彼方此方から湧き出て行く。

 「お前達にはもう、ビギナーの稽古なんて必要ないだろ?」
 「そんなことありません!」
 「教官からご教授願いたい事など、まだまだ山の様にありまする!」

 これらの声に今度は頭を押さえるネームレス。
 そしてサクラをチラ見する。それはこのままでは大人数になりますが如何します?と言う意思表示です。
 それをサクラは構いませんよと、送り返す。
 エスコート相手自身が了承しているなら是非も無いと、ネームレスは周囲に声を響かせる。

 「教えて欲しい奴はついてこい!」
 『『『『はい!』』』』

 そうしてネームレスとサクラを先頭に、稽古場に向かうのだった。
 今回を機に、サクラはALOプレイヤーの中で、半年の間に中堅クラスにまで上り詰めるのでした。
 さらにはちょうどその頃――――つまり半年後、SAOがクリアされたと報道され、士郎にとって友人のギルが仮想世界から現実に帰還する日にもなるのでした。
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