色々呼び出されて凜も士郎も補完
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璧である。
「アラ、そんなに喜んでもらえて光栄だわ〜(ヒッヒッヒッ)お兄ちゃんもアンジェリカとシッポリ濡れてる頃みたいだし〜」
まだ雀花達に、くすぐり拷問を受けているイリヤと美遊が知らない間に、切嗣と両親公認で恩人のアンジェリカさんと結ばれちゃってると思われる傷あり士郎。
これでキスだけで帰って来たりする玉無し野郎なら、自分が押し倒してでもお兄ちゃんを卒業させる(何を?)つもりでいた。
「凜、時臣さん、葵ママにも会わせてあげないとダメじゃない、連れて来てあげるわ」
次の犠牲者を出すために、パパとの感動の再会で動けない凜に代わってママさんを呼びに行くクロエ。桜も呼んで修羅場?にするのは言うまでもない。
凜は「何でお父さんとお母さんの名前まで知ってるの?」と一瞬思ったが、母の病状や養子に出した妹まで知られているよりは大した問題ではないので、天使(悪魔)クロエの超能力だと納得した。
凜と時臣(人形)の前に、車椅子の葵、カレー待ちしていた桜と桜人形もクロエwifiで呼ばれて、遠坂家勢揃いになってしまった。
「「お、お父さん……」」
小さい頃に養子に出され、こちらも「パパのお嫁さんになる〜」と言ってしまい姉に一方的に虐められた桜も、子供の頃に「いらん子」扱いされて養子に出されて両親を憎んでいたが、学校の男先生を必ず好きになったり、す〜ぐ先輩が好きになったり、自分を指導する立場の相手がどうしても好きになってしまう、ファザコンで父や年上の男の愛情が欲しくて欲しくて堪らない、西洋で言う「神父の恋人」に育っちゃっていた桜ちゃん達も集合した。
「桜? 桜なのか?」
多少記憶障害だが、桜人形みたいに人格障害とかヤンデレ方向にぶっ壊れたりしてない時臣に話し掛けられ、おずおずと近寄って手を取る桜二人。
時臣は記憶障害なので、何で二人もいるのか、双子なのかは追及されなかった。
「あら貴方、お帰りなさい、今度の出張は長かったわね」
適度に壊れている葵も夫の帰還を喜んだ。短期記憶用の低酸素に弱い海馬体が損傷していて、記憶は毎日更新で昨日の事や事故以降の出来事は覚えられず、夫を失ったとか死んだという重い記憶は無いので、凜の嘘に騙されて「お父さんは出張中よ」で通され、そのまま信じていた。
「ああ、葵、凜、桜」
「パパッ」
「お父さん…」
「貴方」
幸せそうな家族を見て、ちょっと雁夜オジサンと虫の怨霊が出たが、ギル様の宝具で黙らされた。
「もしこれで凜のママの葵さんも治ったら幸せよねえ〜?」
クロエが悪魔の笑顔のままオネダリして周囲を見渡すと、早速エサに飛びついた愚かな生き物が二人。
「「はいっ、天使様の仰る通りに」」
治療魔術は専門外だったが、学校の教頭か校長になるほどの術者で、アイオニオンヘタイロイに加入するため、
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