64部分:会談その一
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グランベル帝国に大儀があると思われているのですか?帝国の非道はあのロプト帝国と変わりません。あの様な非道こそ征伐されるべきなのではないでしょうか」
「何を言うか、帝国は十二聖戦士のヴェルトマー家とバーハラ家の血を引く由緒正しい家柄だぞ。貴公もシアルフィ家の者、まさか聖戦士としての義務を忘れたわけではあるまい」
「光を司るバーハラ王家を護り、民の憂いを取り除き、大陸を守護する、ですね」
「そうだ」
「ならば今のヴェルトマー家の何処が聖戦士だというのです?先の大戦の折は各地に戦乱の種を撒き多くの民を戦火にさらしバーハラ王家を護る者を排除し王族の方々を暗殺したではありませんか」
「黙れっ、それは根も葉も無い噂に過ぎん。大体卿の父シグルド公子もグランベルに弓を引いた反逆者ではないか」
「父が反逆者!?それは聞き捨てなりません!」
セリスが席を立った。それを見てトラバント王は唇の左端を吊り上げた。
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