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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
資源惑星ラガールA
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・・・・・。」エネルギーが切れた・・・・・・・・・。

その時!非常通路の天井が外から突き抜かれて、まばゆい光の奔流が地上へ向かって一直線に伸びて、あたりはもうもうたる白煙に包まれた。
それは一瞬の事であったが、光と白煙が収まると非常通路のあったあたりが赤く焼けていて、BETAの姿はもうどこにも見えなかった。
そして轟音とともに穴の開いた天井からスクワイエルの姿が見えた。
『ジュール中尉はいるか?』拡声器を通じて問いかけがあった。
「私がジュールです!」
『私はオルキス軍中佐のカミナガだ。今から、そちらの屋上にVTAが着地するので、負傷者から順に搭乗して欲しい。』
「はっ!了解しました!」ふぅ、やっとお出ましか。
一時は間に合わないかと思ったが、まさに絶体絶命だったな・・・・・。
それにしてもクロノタイトは間一髪だったな。
あの技術者は可哀想だったが、これで何とか任務は達成できそうだ・・・せめて冥福だけでも祈ろう・・・。
崖の下をのぞくとオルキス軍のスクワイエルの一個中隊くらいが執拗にBETAを攻撃し、まるでそこにいるすべてをせん滅しようとしているかに見えた。

大気圏内へ降下した第14機動師団は全連隊がラガールシティから北極方面へ800kmほど離れているラガールにおけるオリジナルハイヴへ向かっていた。
ダイスケの率いる情報部部隊が先行してラファリエス軍の立て籠もっているラガールシティ郊外の鉱山地区へ到着し、周囲のBETAを駆逐している様子は、ときおり入ってくるかれらの通信で何となく把握出来ていた。
『高山少尉!敵の足止めが出来れば良いのだぞ?殲滅の必要はないんだぞ!』
『中佐、BETAは生かしておいてはいけないのです!このぉー!死ねBETAぁぁ!!』
『そうだ!消えてなくなれ――――!!』
『貴官も落ち着け!築山少尉!!』
・・・地球からの傭兵組がBETA憎しで大暴れしている様子もダダ漏れであったが・・・・。
「うん・・・・ファリス大尉、わが連隊は通信チャンネルを変えようか・・・・。」アントワープは苦笑しながらそう言った。
「は・・・はい・・・・・ロアーヌ連隊、これより通信バンドは7−7−4だ。」言われたファリスも苦笑しながらすぐに手を動かし命令に従う。

144機4つの集団は次第にオリジナルハイヴ至近距離へと入って行った。
そして第14機動師団は当初の作戦通り全力でオリジナルハイヴを落とし、その後近い順に2番目、3番目、を落とし、最後にラガールシティから一番近いハイヴを落としたが、オリジナルハイヴは30分ほど、他のハイヴは軒並み20分程度とかなり迅速な攻略だった。
だが、今回のBETAハイヴの攻略はこれまでとは少し違う事も起きていた。
第14師団がオリジナルハイヴを攻略する直前にハイヴから宇宙へ向けて
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