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ハイスクールD×D〜黒衣の神皇帝〜 再編集版
陽だまりのダークナイト
カーミラ側×暇人なアザゼル
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我らフェンリル親子と称されてるので、フェンリル同士の会話も主には聞こえているようだ。この空気に関する事もだが、不安にならないよう頭を撫でてくれたりするし生温い感触が付き纏っているのは周辺一帯が何者かの縄張りなのだろう。

匂いは感じ取れないが視線と言う訳ではない、何者かに索敵されてる感じだが気配察知を鈍化させられてる。主達全員が認識しての集団行動は、実に良いチームプレイとも思う。

「何時もなら何者かに捕捉されても気付くはずだが、力の封印によって隠す術を持ち合わせてない俺にあるな」

「しょうがないさ。一誠は今まで人間界で暮らしていた人間だし、俺らのような隠す術を持ち合わせて渓谷に入るよりマシだよ」

「俺っちらも一緒だし、何かあればヴァーリチームに任せればいいって事よ。渓谷の肌触り、ヴァーリと一誠にとって襲来されても可笑しくない状況でも冷静だからな」

「霧に独特の湿り気があると言う事は、既に誰かのテリトリーに入った事ぐらいか。山と霧の雰囲気だけで静かに楽しませるのはここら一帯である国の秘境も捨てがたい」

そして我が主と同じ二天龍の片割れを持つヴァーリ・ルシファー。前魔王ルシファーの子孫であり、白龍皇の力を有するこのチームでのリーダー的な存在。戦いを追い求めてたが、主と共に生活する内に興味が戦い以外を持つ事が出来たそうだ。元父と呼ばれた北欧の悪神ロキ、ミドガルズオルムと情報提供ではバカと駄犬だそうで。我ら達の意識を解き放ったのはボール内へ捕獲時に解放。

『俺らはバカの牙であり爪であって、神に深手を与える禁断の術とされていた』

『私達はバカと称された従順な僕と化して、ただバカの命令を聞いて相手を切り裂き噛み砕く。それが存在理由だと信じていなかったが』

『ま、過去は過去だよ母様。今の僕達は魔の鎖グレイプニルでも支配の聖剣でも覇龍でもない。塗り替えたと言うより真の主に出会ったのが正解かもよ』

『確かにそうだな。我が主が私達に求めたのは、共に行動と言うより一緒にいるだけで有難いと我が主は言ってた気がする』

我が主は創造神黒鐵であり、敵が例え神仏だとしても鉄槌を下す事になる。私達は自由があるから黒神眷属に居るだけではなく、我が主達と一緒に暮らして楽しいと思ったのは恐らく初だろう。

主のプランによれば大きな体にもなれるし、力も以前とは比べ物にならないぐらいとなった。私達親子の頭を撫でてくれる主とルフェイ嬢、それとゴグマゴクと言う古代兵器。巨大なゴーレムであり、同じく我が主によって回収と改造をしたとか。

「濃霧だと流石にゴッ君は呼べねえか」

「そうですね。以前だと巨体故に出現場所は限られましたが、今だと小型から大型へと変化可能になりました。イアンさんによるとバージョンアップしたそうです」

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