暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1631話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ああ、それとマクロス世界のハワードの方も……
 可能であれば、現在の職から引退する時にはシャドウミラーに引っ張ってきたいんだが……いや、ともあれ今はそんな事を考えてる場合じゃないか。
 今はバートン財団の件を考えるのが先か。

「取りあえず責任の在処云々は置いておくとして……だ。俺達が宇宙に上がってきたのは、バートン財団の件とOZの基地を叩く際の援護って事でいいんだよな?」

 その質問に、セプテムが頷く。

「そうだ。……全く、OZとの戦いでこっちも忙しいというのに、厄介な真似をしてくれる」
「いや、OZとの戦いで連合軍が手が出せないから、行動に出たんだろ。もし今の状況で連合軍がそこまで大変じゃなかったら、恐らくまだバートン財団は本性を現してはこなかったぞ? ……で、こっちが完全に油断している時に行動に出る、と」
「そう考えれば、寧ろ姿を現したのが今で良かったという事か。ともあれ、アクセル達にはなるべく早い内にX-18999コロニーを攻略して貰いたいのだが、構わないか? 向こうにはMDも配備されてるという話だが」
「……へぇ。OZじゃなくてバートン財団にもMDがあるのか」

 それは素直に意外だったが……納得出来る事でもあった。
 原作だと、マリーメイア・クシュリナーダを……トレーズの娘を旗頭としているという関係もあって、バートン財団でMDは使われていなかった。
 トレーズがMDを嫌っているというのは、誰の目にも明らかであり、その関係からだろう。
 だが、今のバートン財団はマリーメイアを旗頭にしているのかもしれないが、それでもトレーズを慕っている者がバートン財団に所属している……というのは、皆無でないかもしれないが、殆どいない筈だ。
 何しろ、トレーズ本人がOZを率いているのだから。
 だからこそ、バートン財団がMDを使っても不満は表に出ないのだろう。
 ましてや、バートン財団は元々戦力が少ない。
 それは、地球で暗躍していた時に自前の兵力ではなく傭兵を使っていた事からも明らかだ。
 唯一の問題は、バートン財団がMDを手に入れても無事に使えるかという事だが……技術力に関しては、サーペントを作るだけの能力があったし、ヘビーアームズについてのデータも残ってる筈だから、多分大丈夫だろう。

「厄介な事にな。X-18999コロニーに偵察に出た部隊がいたが、その部隊は全滅した。だが、それでも向こうがMDを使っているという情報を残す事は出来た」
「……そうか」

 MDは明確な無人機で、機械だ。
 殺せと命じられた存在を、実は可哀相になって生かしておく……などという真似は決してしない。
 そうである以上、間違いなくその部隊は全滅したという事なのだろう。

「ああ。……それで、いつ出撃出来る?」
「すぐにでも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ