第3章 リーザス陥落
第94話 魔人ノスの主
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ンタが知ったら いったいどーなるか判らないんだから〜〜!!」
「あはっ♪ もー知ってるのよねんっ♪」
「っっ〜〜〜!!!」
からかわれてる事に気付くマリアだった。
ロゼとミリのイジメっこコンビは やっぱり堂に入っており、どうする事も出来ない。と、寒い事を言うのは終わりにしよう。
「おい、シィル! まだか!?」
「あ、はい。ランス様。出来ました」
シィルが持ってきた料理をランスは一頻り確認した後、直ぐに拳骨が飛んだ。
「ひんひん……」
「コラァ! シィル! オレ様に にんじんを出すとは何事だ! 奴隷の癖に ご主人さまの好みも忘れたのか!?」
「も、申し訳ありませんです……、ランス様ぁ……」
もこもこの頭を抑えて涙目のシィル。
そんなランスの背後には、燃えあがる火の玉が迫っていた。
それが何なのか……、当然ながら。
「ぷち炎の矢」
「うぎゃちゃああ!」
志津香の火のお仕置きである。
「女の子をイジメるんじゃないわよ。でも好き嫌いがあるのは以外と言えばそうね。……なんにでもかぶりつく。机の脚でもかじりつく悪食だと思ってたんだけど」
「どういう意味だ! こら! ッというか、オレ様を何度も燃やすな! 燃える様なプレイでおかえししてやろうじゃないか! がははは! とーーっ!」
「……火爆破」
「あんぎゃぁぁぁ!」
本当にいつも通りな光景だ。
「はぁ、お前ら ほどほどにしとけよ? 明日も大変なんだから。……ってか、ここの所殆ど毎日が大変だったのに、やっぱ大した体力だな。お前ら。オレも飽きずに何度でも言える」
「あはっ、お兄ちゃんもねー! でも、元気な方が良いと思うなー。とても大変なんだしっ」
苦言を言うユーリの膝の上に座っているのはヒトミ。
ヒトミも沢山みんなのために働いてくれたから、ご褒美に……とリクエストを訊いたら、こんな感じで収まった。
「おやおや〜、ユーリくん。近親相○は人間のタブーになるのよ〜? 人として良いと思ってるのかしらん? シスターな私がしっかりと矯正してあげましょう!」
「誰がだ。アホ」
「はわわ〜♪ わたしー、お兄ちゃんにおそわれちゃうんだ〜〜♪ いやぁぁんっ? えっちだよっ おにいちゃ〜んっ♪」
「コラ。ヒトミもちょーしに乗るんじゃない」
ユーリは苦言を呈してるけれど、そのくらいじゃ止まる訳もなく 皆きゃいきゃいと楽しそうにしてる。
まだまだ危険な場所。敵の本拠地と言っていいリーザスが残ってるとは言え、今全員が無事、ここまでこれた事を喜んでいる。……そう言う風にも見えるというものだ。
以前にも何度かあった事で、何度も思ってる事だが……、休み方、と言ってもそれは決して1つではない。心安らげ
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