57部分:ターラの花その二
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ましたあ」
それを少し離れた場所でダグダとオーシン、タニアの三人が歩いていた。
「本当にパティって口が減らないわね」
タニアは誤認を見ながら嘆息混じりに言う。
「誰かさんみたいだな」
オーシンがポツリと呟く。
「・・・それってあたしの事?」
ジロリとオーシンを見上げる。
「さあなあ」
オーシンの素っ気無くではあるが的確な皮肉にタニアは切れた。
「・・・・・・あたしの何処が口が減らないっていうのよ!」
「それが口が減らない、って言うんだよ!」
「フン、この短絡男!図体ばかり大きくなって頭の方は空っぽなくせに!」
「空っぽ!?そういう御前はこの前メルゲンをメガデルなんて言ってただろうが!」
「そんな小さな事言うの!?でかい図体してせこいのね!」
「何ィ!?」
「やるの!?」
「止めないか二人共」
ダグダが巨大な両手でタニアを抱え上げる。タニアは両手両足をじたばたとさせもがく。
「全く顔を合わせたらすぐ喧嘩するなあ」
ハルヴァンがオーシンを羽交い絞めにながらぼやく。
「本当に皆さん仲がいいですね」
ユリアが周りを見ながらにっこりと微笑む。
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