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逆襲のアムロ
41話 ア・バオア・クーの戦い@ 3.13
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に躍り出ていた。同様にサーベルを握り、ジ・Oの頭上から打ち下ろそうとしていた。シロッコはライフルを持った手をアムロのガンダムの振り下ろす腕を阻んだ。その反動によりアムロのガンダムは後方へのけぞる。シロッコはその隙にシャアを追い詰めようとした。

「まずシャア、君からやらせてもらう」

シロッコはジ・Oの仕掛けのひとつ隠し腕を使う。突然出てきた腕にシャアは虚を突かれた。

「(やられる!)」

シャアは至近での隠し腕のもつサーベルが自身を貫かれるイメージを抱いた。
その時、ある機体のサーベルがその隠し腕のサーベルを受けた

「なっ!」

シロッコは驚く。そこにはカミーユのZガンダムがいた。幽霊の様な気配で誰もが気が付かなかった。
その隙にシャアは離れた。シロッコは認識したZに攻撃を仕掛けた。

何合もサーベルを合わせてシロッコはカミーユの実力を知った。そして安堵した。

「(取りあえずやれそうだ。問題は彼の過ぎた覚醒か)」

カミーユの攻勢にアムロとシャアが参戦する。シロッコはライフルを仕舞い、隠し腕と合わせて3つのサーベルを用い、3機を同時に相手をしていた。それにアムロ、シャアとも驚愕した。

「ここまでやるのか」

「ああ、シロッコという才能。規格外だ」

「・・・」

アムロとシャアは感嘆を漏らしていたがカミーユだけは別だった。彼の真意が知れないまま戦うことに苛立っていた。カミーユは意識をシロッコへと向けていた。サーベルを合わせながらも何かを読み取ろうとしていた。

そのプレッシャーにシロッコの心はざわついていた。

「(まずい・・・カミーユという少年は・・・)」

物事には順序がある。カミーユがスキップし、フロンタル、メシアに出くわすことは都合が悪い。
その焦りがカミーユに伝わって来ていた。

「シロッコ将軍・・・」

カミーユが呟き始めた。シロッコは答えない。

「カーディアスさんからフロンタルの存在は聞いています。貴方が諸悪の根源たるに得ない!それなのに!」

カミーユの発言にシロッコは頷く。カミーユはカーディアスからある程度の話を聞いているという事実をシロッコは今知った。その背景が有って純粋に自分の行動に疑問を持った訳だ。

シロッコはため息を付いて一つ本音をカミーユに語った。

「カミーユ君。一つ伝えておこう」

「なんだ!」

「君は独りでこの軍勢を相手にできるか?」

「無理に決まっている!」

「これよりの相手は独りでは立ち向かえることのできない。最早才能でどうにかできるものではない事態だ」

シロッコは3人の相手を防戦一方ながらも捌ききった。その時には中央部より増援部隊が到着してきていた。ジ・Oにしても三機相手での燃料の消耗
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