41話 ア・バオア・クーの戦い@ 3.13
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シャアがそう言うと、カミーユが苛立って2人に声を掛けた。
「ちょっと待ってください!」
カミーユの呼びかけにシャアが答える。
「どうしたカミーユ?」
「彼の言葉・・・彼のテンションが全く食い違っています。彼は真意を語っていない!」
カミーユの声にシロッコは一方的に通信を止めた。
「では戦うとしようか」
「ちょ・・シロッコ!」
3人のモニターからシロッコのワイプが消えた。3人の目の前に映るのはジ・O。そのジ・Oが左手を挙げた。すると軍が一斉にゆっくりと進軍してきた。
カミーユは憤り、アムロとシャアは目の前のジ・Oに目がけて射撃を始めた。シロッコはそれを難なく躱す。シロッコもライフルで応戦する。カミーユだけがその場から動かず、アムロとシャアはその射撃から回避行動を取っていた。
その1つがカミーユの直撃弾として向かってきた。アムロ、シャアもその弾がカミーユに直撃すると直感で分かった。
「避けろ!」
「何しているんだカミーユ!」
2人して叫んだがZガンダムは動かない。そのビームの軌道がZの直前に来て直角にズレた。それを見たアムロ、シャア、シロッコは驚愕した。Zの周囲に何らかの磁場が働いていた。物理法則を無視する力だ。
シロッコが目を凝らしてZを見た。何とか薄っすらとフィールドが見えた。そして違和感を覚えた。
「(可視困難な力・・・まさか、彼も人外の力を得ようと・・・)」
シロッコは舌打ちした。この先禁断の領域に人が踏み入れたとき、滅ぶかその人自身が消えるかの2つに一つだとシロッコは考察していた。
「(メシア・・・これをどうみるか?)」
シロッコはチラッと後方の艦艇を見ては再び前へ戻す。すると目の前へと接近してくるνガンダムとサザビーの姿が見て取れた。両方ともファンネルとライフルを用いながらジグザグに射線を絞らせないようにジ・Oへ接近してきた。
「(流石エース!)」
シロッコはライフルで両者のファンネルを的確に撃ち落とし、その間も彼らの接近を阻む様に威嚇射撃をこなした。それを見たアムロとシャアはシロッコの戦闘能力に驚いた。
「(まさか・・・)」
「(ここまでやる奴とは)シャア!」
「分かってる。ええい!」
シャアは単機で速度を上げて、アムロより先行した。戦法を変えてきたことをシロッコはシャアに意識を向けた。シロッコのライフルの2射でサザビーのシールドを破壊した。シャアはダミーを放出しながらジ・Oの懐へと接近した。
「(獲れる!)」
シャアはサーベルでジ・Oの横腹を薙ぎ払おうとしたが、既にシロッコもジ・Oのサーベルでシャアのサーベルを受けていた。
「シャア!よくやった」
アムロがサザビー、ジ・Oの上部
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