暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
栗でホワイトデーを・3
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・バター:大さじ2.5

・薄力粉:大さじ1.5

・コンソメキューブ:1個

・ローリエ:1枚

・生クリーム:100cc

・塩、胡椒:適量



 このレシピ、本来なら茹でただけの栗を皮を剥いて作るレシピなんだが……今回は変則の残り物リメイクという事でひとつ。普通の栗の場合は鬼皮と渋皮を剥いて、水に浸ける。2〜3回水を取り替えながらよく水に晒して灰汁抜きをしたら、半分にカットしないといけないんだが。今回は甘露煮を使うので、灰汁抜きまでの工程は丸々カット。しっかりとシロップを切ったら、半分にしておく。

 玉ねぎとセロリは薄切りにして、鍋にバターを溶かして中火で炒めていく。透き通ってきたら栗を加えて更に炒め、薄力粉をふり入れて軽く炒める。

 粉っぽさが無くなってきたら水を600ccとコンソメキューブ、ローリエを加えて鍋底をこするようにしながら木ベラでかき混ぜる。煮立ってきたらアク取りをして、火を弱めの中火まで落として15分程コトコト煮る。

 鍋からローリエを取り除いて粗熱を取り、鍋の中身をミキサーに移して栗が細かくピューレ状になるまでミキサーにかける。ピューレが出来たら裏漉し器を通してピューレを鍋に戻す。

 生クリームを加えて、弱めの中火でゆっくりとかき混ぜつつ温める。味見をして、塩、胡椒で味を整えて盛り付ければ完成。甘露煮を使ってるからかなり甘口になっているから、味の調整は慎重にな。

「うん、カボチャのポタージュに比べると香ばしいな」

 カボチャのポタージュ同様、ほっくりとした甘味があるが、栗を炒めた事による香ばしさがプラスされている。朝ごはんとか、酒の〆に胃を労るにはいい感じだ。



 どうにか今年も所属する艦娘全員分の菓子を準備できた。チケットの仕込みもバッチリ、今年は誰が引き当てるのだろう?しかしそれよりも切なかったのは、菓子よりもツマミやスープの方が好評だった所だ。

「まぁ、ウチらしいっちゃあウチらしいんだがね」
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