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提督はBarにいる。
栗でホワイトデーを・3
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の量から、大体の消費量を計算してみたが、まだ余る。最初の予定だと300人分も作れば余らないだろうと皮算用していたんだが、見通しが甘かったらしい。

「……仕方ねぇ、余りそうなのは今日のお通しにでもするか」

 栗の甘露煮、甘いから料理には使いにくそうに感じるが、逆にその甘さを活かした使い方をすれば立派な食材になるのだ。


《鶏肉と栗の甘辛大葉チーズ和え》

・鶏モモ肉:240g位 

・ベビーチーズ(クリームチーズ入りがオススメ):2個

・栗の甘露煮:50g

・大葉:2〜3枚

・塩、胡椒:少々

・酒:小さじ1

・片栗粉:大さじ1

(タレ)

・砂糖:小さじ2

・甘露煮のシロップ:大さじ1

・酒:大さじ1

・醤油:大さじ1

・輪切り唐辛子:適量

・片栗粉:小さじ1/3

・サラダ油:大さじ1




 さて、作っていくぞ。鶏肉は余分な脂を取り除いて、小さめの一口大にカット。ベビーチーズは1.5cm角になるように……大体、6等分すればそれくらいの大きさになる。栗は肉よりも小さくなるようにカットし、大葉は千切り。おっと、タレの材料を混ぜ合わせておくのも忘れずにな。

 鶏肉を焼いていくぞ。鶏肉に塩、胡椒、酒を揉み込んで下味を付けたら、片栗粉を全体にまぶしておく。フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉を皮目からカリッとするまで強火で焼き上げる。中までしっかり火を通し、焼き色が付いたら皿に移しておく。栗も香ばしい方がいいなら今空いたフライパンでサッと炒めてやるといいかもな。炒める工程が終わったら、キッチンペーパー等でフライパンの中の余分な脂を拭き取る。

 具材と絡めるタレを作るぞ。油を拭き取ったフライパンに混ぜ合わせておいたタレの材料を入れ、かき混ぜつつ加熱。フツフツと沸いてきたら鶏肉を入れて絡め、お次は栗も入れて更に絡める。よく絡んだ所で火を止め、余熱が残っている状態でベビーチーズを加える。

 ベビーチーズはプロセスチーズの為、溶けにくい。なので食感を残しつつチーズを絡めたい時にはうってつけだ。余熱でチーズが柔らかくなってきたら皿に盛り付け、仕上げに千切りの大葉を散らせば完成。


「どれ、一口味見を」

 鶏肉と栗、チーズを一緒に口の中へ放り込む。甘辛いタレと鶏肉の相性は鉄板だな、やっぱり。そこに栗のホクホクとした食感とチーズのマイルドな塩気が絶妙の塩梅を醸し出す……あぁ、白飯かポン酒が欲しい。





 さて、まだ余りそうな気配の栗の甘露煮。

「最終手段だ、ポタージュにでもしちまおう」

《栗の甘露煮で!?栗のポタージュスープ》

・栗の甘露煮:250g

・玉ねぎ:1個

・セロリ:1/2本


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