プロローグ
雪の街から#4
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認識しているのだ。
だとしたら・・・
多流人(こんな茶番を何十回、何百回もやってるとでもいうのか!?)
感心していると、樹生が冷たいお茶を持ってきてくれた。
樹生「ご注文は何にしますか?・・・」
多流人「っあ・・・・・(小声)」
やべぇ・・・
非日常的な光景に見とれていて何を頼むか考えてなかった。
咄嗟にメニュー表に目をやり、右下にあるチョコレートケーキに目が留まった。
これにしよう。
多流人「んじゃぁ、このチョコレートケーキを一つお願いします。」
樹生「畏まりました。渚怺さ〜ぁん、チョコレートケーキ一つお願いしま〜す!」
渚怺「マァカロ〜ォン・・・何処にいるのぉ〜??・・・」
樹生「あのぉ、何やってるんですか?・・・まだ休憩時間じゃないですよ・・・(棒)」
また始まった。
正直見てられない・・・
渚怺「だって・・・私の落ち込んだ心を癒してくれる抱き枕がいないんだよ〜ぉ。(泣)」
樹生「あの、マカロンは抱き枕じゃないですよ・・・そもそも抱き枕にしないでください!・・・」
渚怺「じゃ〜私は何を抱き枕にして寝たらいいのぉ?(泣)」
樹生「わ、私に聞かれても・・・(困)」
何だろう・・・
ほんとどうでもいい茶番だ。
疲労の種が増えた気がする。
見せられてるこっちの身のことも考えておくれよぉ・・・(泣)
渚怺「だったら・・・・・・樹生ちゃんを抱き枕にしてもいい??」
多流人「んぶふぅぅ・・・・・・はぁ?・・・」
樹生「何でそうなるんですか!!!」
思わず口に含めてたお茶を吐く。
なんてこと言いやがるんだ・・・
堂々と百合発言できたことにびっくりする。
やっぱりテンションがおかしい。
そんな渚怺は樹生に抱き着こうとスキップして近寄る。
渚怺「樹生ちゃ〜ん!!!!」
対する樹生は拳を握りしめて姿勢を落とす。
樹生「渚怺さーーーぁん!!!!」
樹生の一撃必殺パンチは渚怺のお腹ど真ん中を捉えた。
そして・・・
渚怺「ンッフ〜♪・・・ってぐはぁーーー〜!!!・・・(バタリ・・・)」
見事渚怺を討伐した。
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