ガンダムW
1630話
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まで拘る必要はないんだけどな。一応今から言うのはシャドウミラーの……いや、お前達ガンダムのパイロットにとっては隠しておきたい事だろうからな」
シャドウミラーではなく、ガンダムのパイロットと聞き、五飛とデュオの視線は鋭くなる。
そんな視線を受けながらも、俺は特に気にした様子もなく口を開く。
「簡単に言えば、だ。お前達のガンダムを設計した技術者にコンタクトを取りたい。あれだけの機体を作れるんだから、当然OZにも狙われているだろうし……その保護という面もある」
「本音は?」
単刀直入な五飛の言葉。
「当然、その技術力だ。出来ればシャドウミラーで運用しているMSの性能を上げて貰いたいな」
「……トールギスは改修してから、まだ殆ど経ってないだろうに」
「トールギスの方にはあまり不満はない。どちらかと言えば、綾子の機体だな」
「あたしか?」
「ああ。綾子の操縦技術は、日に日に上がってきている。それこそ、近い内に五飛やデュオを抜いてもおかしくないくらいにな。トーラスだと機体性能が操縦技術に追いつかなくなってきているのは、綾子も分かってるだろ?」
その言葉に、五飛とデュオは若干面白くなさそうにする。
だが、綾子の操縦技術の伸び具合については理解しているのだろう。それ以上は特に何も言わず、頷くだけに留める。
五飛やデュオも、シャドウミラーとして行動するようになって、間違いなく技量は上がっている。
だが、それでも所詮はただの人間だ。
どうしても半サーヴァントの綾子と比べれば、身体能力で劣ってしまう。
それを理解してるからこその、沈黙だろう。
まぁ、科学者達を引き入れようとしているのは、綾子の機体以外にも目的はある。
現在シャドウミラーにいるガンダムのパイロットは、シェンロンガンダムとデスサイズ。
原作の中では、唯一明確な後継機を作られた2機だ。……正確には後継機じゃなくて改修機なんだが。
まぁ、劇場版では全ての機体が強化型になっていたが……ともあれ、出来ればこの2機をデスサイズヘルとアルトロンガンダムにしておきたい。
……ただ、それが難しいというのも分かってはいる。
デスサイズヘルとアルトロンガンダムは、5人の技術者が集まってようやく出来た代物だ。
そう考えれば、その半分以下の2人の技術者に作れと言ったところで、すぐに作るのはまず無理だろう。
だが……今からでも少しずつ準備を進めていくのであれば、いざ5人が揃ってデスサイズヘルとアルトロンガンダムを作る時、多少なりとも時間を短縮出来る可能性がある。
まぁ、あくまでも可能であればの話であり、強行して五飛達がシャドウミラーから抜けてしまえば意味がないんだが。
それ以外にも……上手くいけば、ウイングゼロの設計データを入手出来る
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