暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第三十九話 おぢばがえりその四

[8]前話 [2]次話
「それはね」
「したら駄目なんですね」
「相手チームもあるのよ」
 このことが大事です。
「だからね」
「相手がお願いしてもですね」
「そうしたこともありになるから」
「じゃあお互いに勝ってくれってお願いしたら」
「どうしようもないでしょ」
「はい」 
 阿波野君も私ん織言葉に頷いてくれました。
「そうなりますね」
「だからね」
「その辺り難しいですね」
「難しくはないけれど」
「していいお願いがあって」
「悪いことへのお願いとかそうしたお願いはね」
 どうかということです。
「そういうことなの」
「いいことですね」
「人の為とか」
「そうですね、やっぱり悪いことは駄目ですね」
「試験に合格とかはいいわよ」
 これはいいとです、私は阿波野君にお話しました。
「そういうことは」
「頑張ってですね」
「そう、そういうことはいいの」
 お願いをしてもです。
「大会が成功する様にとかね」
「じゃあおぢばがえりも」
「勿論よ」
「恋愛のことも」
「いいわよ、彼氏がいる人とかは駄目だけれど」
「そうですか、ちなみに先輩交際してる人は」
「?いないわよ」
 というか彼氏いない歴イコール生年です、そうした人がいたことは一度もありません。
「また急に変なことを聞くわね」
「わかりました」
「何がわかったの?」
「まあまあ」
「また変なこと言うんだから」
 今日もと思いました、どうしてこの子はこうしたことばかり言うのでしょうか。不思議で仕方ありません。いつものことですが。
「私のことは関係ないでしょ」
「先輩はそうですね」
「私はって」
「けれど先輩彼女いないって」
「悪い?」
「声かける人とかいないんですね」
「いないわよ」
 それこそ生まれてからないです、一度も。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ