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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-A聖王のゆりかご攻略戦〜The Saintest〜
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展開していた翼を8枚を切り離し、その先端から中級雷撃砲「バラキエル!」を発射。
「させないと言っているだろう!」
――
崇め讃えよ
(
コード
)
、
汝の其の御名を
(
ミカエル
)
――
剣翼アンピエル12枚だけを離し、剣先より砲撃12発を発射して雷撃砲8発を迎撃。そして残り4発でフォルセティを狙う。まぁどれもその高機動性を活かして回避されるが。
「(唯一、助かっているのは、フォルセティが今の真技を使わないこと。まぁEXランクの魔力があって初めて発動できる術式だ、当たり前か・・・)大人しく投降してくれ、フォルセティ。俺だってお前を追い詰めたくは、傷つけたくはない」
――
殲滅せよ
(
コード
)
、
汝の軍勢
(
カマエル
)
――
とか言いながら、俺は2000本の複数属性の槍群カマエルと多弾砲撃ミカエルで、フォルセティを徐々に追い詰めていく。いくら瞬間移動とは言え、“界律の守護神テスタメント”の、実数世界と虚数世界の狭間・位相空間を行き来する空間転移とは違って、対象はこの世界に留まっている。100%当たらないということはない。
「これは・・・檻・・・!」
剣翼の柄頭より伸びる魔力の尾が実体化し、俺とフォルセティを閉じ込めるように徐々に直径100mという球体状の檻を形成していく。
「このぉぉーーー!」
今さら気付いたフォルセティは、残る
雷光の脚甲
(
スルーズ
)
を纏う両脚による蹴りを檻へと打ち込む。だが、その魔力を檻に吸収され、「うぁ・・・!?」その効果を完全に失った。ミカエルの効果、知らないわけじゃないだろう。ミカエルによって作られた檻への魔力攻撃は、その魔力を吸収され無力化されるどころか強化される。俺のとっておきだ。
「さぁ、お互いに逃げ場無しだ、フォルセティ」
「うるさい・・・」
「ヴィヴィオも必ず救いだす。もう大人しく諦めろ」
「黙れ・・・」
「大丈夫。お前やヴィヴィオを操っているプライソンも、フェイトによって撃破される」
「うるさいよ、黙れよ! ヴィヴィオォォォーーーーッ!」
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
Type F――
背中に剣翼12枚を展開したフォルセティは反転して魔力の檻へと突進。そして素手で檻を殴りつけたが、「うぐ!」苦悶の声を漏らした。物理攻撃もまた通用しない。それが判っていながら、あの子は大切なヴィヴィオの元へ馳せ参じようとしている。
「フォルセティ・・・」
――
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
――
右手で檻の魔力を吸収しつつ、徐々に解除していく。檻の隙間から内側に差し込んで来る日の光に、「っ!?」フォルセティは顔を背けた。いきなり顔に光が当たったからだろう。そして檻は完全に消失し、俺たちは再び遥かなる青空の下へと戻って
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