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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-A聖王のゆりかご攻略戦〜The Saintest〜
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ないだろう。ステガノグラフィアもリベンジ出来ると喜んでいたし。
『すまないが俺もフォルセティとの闘いに集中したいんだ。頼まれてくれ』
『むぅ。・・・ヤー。その代わり、フォルセティを助けてあげてね』
『ああ!』
――
削り抉れ
(
コード
)
、
汝の裂風
(
ザキエル
)
Type F――
アイリにそう応え、フォルセティの放つ攻撃――ドリル状の竜巻砲撃13発へ・・・
――
食い散らせ
(
コード
)
、
汝の嵐顎
(
ルヒエル
)
――
暴風の龍13頭を創り出し、真っ向から迎撃する。大きく口を開けた龍は砲撃を噛み砕き、そのままフォルセティへと殺到して行く。あの子は迎撃でも防御でもなく、回避を選択して急降下。フォルセティはビル群に紛れ込むように縦横無尽に飛び回る。
「其は時に天の使徒にして魔の従僕。畏敬・畏怖をその身に受け、地に救済を施し、絶望を与える。其は我の魂命という宝物を護るがため我を抱擁し汝を喰殺する。死の恐れを知らぬ名声を求めし勇ましき者よ、宝物が欲しくばいざ挑めよ」
ルヒエルを解除し、各属性の龍を3頭ずつ、計24頭の龍を対象に向けて解き放つ上級術式ファフニールの発動に必要な呪文を詠唱。いつでも発動できるようスタンバイし、フォルセティを追翔するために俺も降下する。地上に近付くにつれ、戦車や装甲車、ガジェット群と交戦している陸士部隊や騎士団の様子を視認できるようになる。
――
天壌よ哭け
(
コード
)
、
汝の剛雷
(
エネディエル
)
Type F――
フォルセティの足の裏を確認できた直後、俺たちの間に40近い放電する魔力球が展開された。あの子の「墜ちろ!」という叫びに反応してか一斉に炸裂し、行く手が蒼い雷光で満たされる。両腕を前方に伸ばして“エヴェストルム”を突き出し、「コード・マグニ!」を発動して防御力を強化。
――
集い纏え
(
コード
)
、
汝の雷撃槍
(
フルグルゼルエル
)
――
さらに穂に雷撃系魔力を付加した状態で、目の前の雷光空間に突撃した直後、『ルシル! フォルセティから砲撃3連射! 注意!』念話が届いた。この声は「ルミナ!」だ。俺は上方へと軌道修正して、雷光空間より脱出。
――
女神の陽光
(
コード・ソール
)
Type F――
足元を通過して行くのは火炎砲3発で、今し方まで居た雷光空間を消し飛ばして行った。あのまま突っ込んで行っていれば最後の3発目でダメージを受けていたな。初めから引き離されまいと突撃せずに、引き離されることを受け入れて回避行動に入っていれば良かった。
「(まぁとにかく・・・)ありがとう、ルミナ。助かったよ」
スクラップと化した戦車の上に立って、俺に向かって手を振るルミナに礼を伝える。戦車や装甲車などルミナの敵じゃないよな。
「さて。フォルセティはどこへ行った・・・?」
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