暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic26-A聖王のゆりかご攻略戦〜The Saintest〜
[11/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
!」
「お前は、お前の為にヴィヴィオが傷つくのが、苦しむのが嫌だろう!」
「当たり前だ!」
「ヴィヴィオもそうなんだと、何故思い至らない!」
「っ!」
「自分の為に、お前が傷つき、苦しんで、死んだと知れば・・・ヴィヴィオがどれだけ悲しむか!」
「それは・・・」
「大切な人を守りたい。ああ、いいさ! けどな! それで命を投げ出すな! その人を理由に死を選ぶな! 守りたい人がいるなら、意地汚なくてもいい、無様でもいい、罵られてもいい、不名誉でもいい、生きろ! それが本当に守ることなんだよ! 大切な人を置いて先に逝く事ほど、罪な事はないのだからな!」
「だったら・・・アンタが死んでくれればいい! そうしたら僕はヴィヴィオの元に帰還して、ヴィヴィオに槍を向ける敵を倒すことが出来る!」
「あー・・・、そうはいかないよ。俺にも守りたい人がいる。生きなければならない理由がある。それに何より、息子であるお前に人殺しをさせるわけにはいかないし、心中させるわけにもいかないからな!」
「じゃあ、どうすればい――っ!?」
そう叫ぶフォルセティをギュッと抱きしめ、「今はゆっくり眠ってくれ」そう耳元で囁いた。
「アイリ・・・」
『うん・・・。アイリは大丈夫。全力全開でゴー♪』
「ありがとう」
――
女神の救済
(
コード・イドゥン
)
――
アイリの魔力も一緒に消費しつつ、フォルセティの放つ魔力を吸収して消費しきった魔力を回復させ、「また僕の魔力を・・・!?」もがくあの子を離さないように抱きしめる力を強め、余剰魔力を結晶化させる。そして回復したばかりの魔力を使用して・・・
「
曙光神の降臨
(
コード・デリング
)
!!」
俺を中心に閃光系魔力を球状に爆ぜさせた。俺とフォルセティは「ぐぅぅ・・・!」苦悶の声を漏らす。さらに魔力を増やし、デリングの威力を強化。渦巻く蒼い魔力の中で、反り返るフォルセティの額にスヴァルト魔法陣が浮かび上がる。レーゼフェアの洗脳術式だな。
「ぐぁぁ・・・あああ・・・ああああ・・・!」
「もう・・・少し・・・頑張れ・・・フォルセティ・・・!」
そして魔法陣が破壊されたところでデリングを解除。意識を失ったフォルセティと一緒に戦場となっていない戦域へと降り立った。
『地面まであと30m・・・。ぺしゃんこにならずに済んだね、マイスター』
「ああ。アイリも付き合ってくれてありがとう。助かったよ」
『どういたしまして♪』
――
傷つきし者に
(
コード
)
、
汝の癒しを
(
ラファエル
)
――
俺とフォルセティに中級の治癒術式を掛け、負ったダメージをゆっくりと回復していく。その最中、こちらの世界でのヴィヴィオの戦闘能力を考察する。クローンであるに
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ