暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1629話
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ルビアを他の者達に紹介してやって欲しい。明日には出発だが、今のうちから少しでも触れ合っておいた方がいいだろう」
「分かった。なら、失礼する」

 ノベンタとベンティにそう断り、俺はシルビアと部屋を出る。
 ……その際に、ノベンタはともかくベンティが少し残念そうな表情をしていたのは、きっと俺の気のせいだろう。

「アクセル代表、まずはどこに行きますか?」
「そうだな……凛は交渉で忙しいし、サリィの方も上に報告をして忙しいだろうから、格納庫に行くか。綾子達がそこでMSの様子を見ている筈だ。宇宙に行くのは明日になったってのも知らせないといけないし」

 その件を知らせるだけなら、それこそ通信を使って教えればいい。
 だが、シルビアの紹介をする必要があるとなれば、話は別だった。

「そうですか、分かりました。ではご一緒させて貰います」
「ああ。……ま、うちのメンバーは基本的に気難しい奴は……」

 いない、と。そう言おうとした俺の脳裏を、五飛の顔が過ぎる。
 生真面目な五飛の性格を考えれば、簡単にシルビアを受け入れるかと言われれば、微妙なところだろう。


 俺や凛、綾子といった面々は強さで受け入れられた。
 デュオは同じガンダムのパイロットということもあったが、結果としてガンダムを使っての模擬戦をして認めた。サリィは……うん、まぁ、サリィが受け入れられたのを思えば、シルビアも意外とすぐに受け入れられる可能性はあるな。

「えっと、その、アクセル代表?」
「いやまぁ、俺達と行動を共にするのなら、色々と頑張る必要があると思ってな。正直なところ、その辺りは自己責任という形になるだろうが、それは承知の上で俺達と合流するんだよな?」
「はい」

 ……へぇ。
 今の俺の言葉を聞けば、多少は怯えるかとも思ったんだが……まさか、こうもあっさりと頷くとは思わなかったな。
 何だかんだと、度胸はノベンタ譲り……か。

「そうか。なら、行くぞ」
「はい」

 こうして俺とシルビアは、シャドウミラーのMSが運び込まれた格納庫に向かう。
 その途中で気が付いたのは、シルビアの存在が予想以上に連合軍の中で知られているという事だった。
 連合軍のトップに立つノベンタの孫娘という事もあって、ある程度名前が知られているというのは理解していたが……それでもシルビアを知っている人数は俺の予想以上だった。

「あ、シルビアさんだ。……美人だよなぁ、それでいて優しいし」
「ああ。ノベンタ元帥のお孫さんだろ? ……で、一緒にいるのは?」
「知らないのか? あの男はシャドウミラーの……」
「ああ、あのシャドウミラーか。……けど、何でシルビアさんがシャドウミラーの奴と一緒にいるんだよ?」
「俺に聞かれてもな。それこそ、気になるな
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