第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
interlude1:突撃!心霊スポット!!〜A new fellow is a fox〜
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。なら明日にしようか」
「ありがとう。では明日あおうぞ」
「ああ、それと引越しも明日するから荷物まとめとけ」
「了解じゃ」
そして羽衣は暗闇にまぎれながら姿を消した。
「イッセーまだ気絶しているのか……」
俺は恐怖のあまり気絶したイッセーを担ぎながら帰路に着いた。
―○●●●●○―
「―――と、いうわけで羽衣九狐の紹介は以上だ。リアス部長是非こいつを入部させてくれないか?」
そして翌日。俺は羽衣を放課後オカ研に連れて行き、みんなに事情を話していた。
「ええ、コカビエルの攻撃を受け止めた羽衣さんがこちらの仲間になってくれたのはいいけれど……まさかあの有名な『羽衣狐』とわね。正直驚きで頭が混乱してきたわ…」
「そんなに有名なんですか?部長」
イッセーが部長に質問する。
実際俺も知らないな。いったいどんな妖怪なんだろうか?
「羽衣狐はね、昔から存在する稀少な妖怪のひとつなのよ。しかも最近じゃ数が激減していてもう絶滅しそうな妖怪の一種でもあるの」
「リアス先輩の言ったのとおりじゃ。それに妾以外の羽衣狐はもういなくなっておる」
「そ、そうなの!?」
「そうじゃ。妾が子も町からいったん姿を消した理由も仲間探しや生存の確認なのだったが、すでに確認したときは妾以外の羽衣狐はみな亡くなっていたのう…」
そうなのか…。羽衣はずっと一人だったのか。
「わりぃな…羽衣」
「すまないな。野暮なことを聞いてしまって…」
「大丈夫じゃ、それに今は学園で得たくらすめいとも居るし――何よりシンと居ると寂しさも消えるのでな。そこまで辛気くさくなっては妾が困るではないか」
「そうね、いまさら辛気くさくなっても仕方ないわね。では羽衣九狐さんあなたをオカルト研究部の一員として認めます」
「よろしくな!羽衣」
「よろしくお願いしますわ」
「……よろしくお願いします、羽衣先輩」
「よろしくね羽衣さん」
「よろしくお願いします、羽衣さん」
「改めて、これからよろしくな羽衣」
こうしてオカルト研究部に『羽衣狐』改め羽衣九狐が入部した。
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