第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
interlude1:突撃!心霊スポット!!〜A new fellow is a fox〜
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をしていたがイッセーが気絶したとなると対処しなくてはならない。
「そろそろ普通に出てきたらどうだ……?羽衣」
「やはり、おぬしは気付いていたとはのう。正直それなりの反応を期待していたが…まあ、イッセーが良い反応を見せてくれたからいいかのう」
森の茂みから俺の言葉に返答しながらクラスメイトの羽衣が出てきた。
なぜか格好が白装束だが。
とりあえずイッセーはベンチに横にならせた。
「まったく、何でこんなことしているんだ?それにこんな時間に何でこんな人気のないところにいるんだ?」
「それはのう…実は―――」
羽衣がなぜこんなことをしているのかというと。
どうやら羽衣は妖怪でもともとこの山に住んでいた狐妖怪で、かなり昔に一回この山を出て行きそして数年前に帰ってくると人が通りやすいように開発されてしまっていたらしい。
最初は夜中になれば静かに暮らせていたのだが、最近ここがデートスポットとして有名になったことでやるでも五月蝿くなってしまい羽衣自身が静かに暮らしたいがために危害が加わらない程度に人間を恐がらせて追い出していたようだ。
ちなみになぜ駒王学園に入学しているのかと聞いたら。
『女子高生と言うものを経験したかったのじゃ』
と、返答してきた。
「それにしても、イッセーが気絶するほどの恐怖ってどんな怖らがせ方したんだ?」
「乙女の秘密じゃ♪」
「そうか……」
今考えてみれば、日常的に女性は『乙女の秘密』っていえばたいていのことは言い逃れできているような気がする。
それはいいとして。この状況、俺はどうすればいいんだろうか。正直俺はイッセーの補助できたんだが…、そのイッセーが気絶しているからどうしたものか……。
「そうじゃ、折角ここでおぬしとあったんじゃ。どうせならあのときの約束を叶えてもらおうとするかのう」
「いきなりだな…。まあ約束は約束だ、で何がいいんだ?」
俺は嘆息しながら羽衣の願い事を聞く。
「まず一つ目じゃが。おぬしの家に住みたいのじゃ」
「……え?何でだ」
「実はな。最近、妾がすんでいる祠の雨漏りがひどくてのう。それに夏は暑く、冬は寒くてのう、だが妾は妖怪。正直今の時代は家が入手しづらいのじゃ。だからおぬしに家に住まわせてもらいたいのじゃ」
「そうか。まあはやはまだ余裕あるからいいが、おまえって妖怪だったのか」
「そうじゃ。妾は妖怪、『羽衣狐』じゃ。どうだ驚いたか?」
「なんて反応すればいいのかわからないな」
「そ、そうか。本当におぬしは面白いのう」
「で、もうひとつは何だ」
「そうだのう…なら、おぬしの仲間に、妾を紹介とオカルト研究部への入部を手伝ってくれるか?」
「わかった
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