第三章:月光校庭のエクスカリバー/雷洸射の火神鳴
interlude1:突撃!心霊スポット!!〜A new fellow is a fox〜
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う?」
「う、うっせー。怖いものは怖いんだよ!!」
俺たちは一応スポットにある屋根付きのベンチがあるところに腰を下ろした。
改めて静かなときにここにくると静かだな。まあ伝統ひとつに右側は森になっているから一般人の目から見ると確かに幽霊でも出そうな雰囲気だな。
「それにしても、ここって夜中になるとこんなに気味悪くなるのかよ…ここランニングコースや有名なデートスポットなのによ」
「確かにそうだな特に祝日になると家族連れが多くなるところだしな」
「それにしても噂の幽霊でないな。もしかしたらただの酔っ払いが見た幻覚かもしれないな」
「イッセー…幽霊の噂の第一発見者は俺たちと同じ学生だぞ…。もしかして怖すぎて現実逃避に至ったか?禁 手に至る前に」
「う、うっせーよ!こんな空気で普通に保っていること自体きついんだよ!!それにその言葉明らかに悪意がこもっているぞ!!」
「フッ…そうかな?」
「クッ…。まったくお前本当に変わったよな」
「何が?」
「いや、転入当時のお前はまるで感情を表に出さず、クール一直線手感じがしたんだけどよ。二年にあがってから冗談や面白いことを言ってくれるし…それによ―――」
イッセーがやさしい笑みを浮かべながら語る。
「―――お前本当に笑うようになったよな」
笑うようになったか、か。
確かに昔の自分を思い返せば、感情なんてめったに表に出していなかったし楽しむや笑うなんて事をほとんどしていなかったからな。
もしかすると、イッセーや学園のみんなとの出会いで変わったのかもな俺が…。
「!?……ア、アアァァァァァァァ……。シ、シン……」
「お、おい…どうしたんだイッセー?」
俺がかんがえにふけこんでいると、急にイッセーがまるで幽霊でも見たかのような青ざめた表情をしていた。
「いったいどうしたんだ?そんな青ざめた表情をして」
「う、後ろ見てみろ……」
「あ、ああ」
俺は後ろを見てみるがそこにはただの木々の森林しか見えなかった。
「何も見えないが…。もしかしてからかっているのか?」
「からかってねえよ……!?ほ、ほらお前のすぐ後ろに、あばばばばばばば……」
「はあ〜、わかったよ。もう一回見てみればいいんだろ」
俺はもう一度後ろを振り返るが、先ほどと同じように人影すら見えなかった。
「やっぱりいないじゃないか。まったくお前が怖いから俺を恐怖させたいのはわかるがさすがに程度があるぞイッセー」
「……………」
俺が改めてイッセーの方に振り向くとなぜか白目になっていて気絶していた。
正直、何かいるのはわかっていて普通に正体を把握していた、ため気付かないフリ
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