アレクサンダーも参戦
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の反逆者でテロリスト。
どちらも譲れない物のために戦って、最後は妹達に救われた。
アンジェリカ自信と、父を乗っ取った初代エインズワース当主は、子供の美遊が止めた災厄の時、人類を異世界の地球に置換しようとした作業中の事故で、グラウンドゼロで命を落とした。
それも失敗だったのかも知れないが、世界を救おうとしたのは事実で、醜い欲望のために多くの犠牲者を出した訳ではない。
ジュリアンもその遺志を次いで、初代当主に身を捧げてでも世界を破滅から救おうとした。
士郎自身、それは我儘でしかなく、妹を犠牲にしなければ世界が終るのを知っていて行動したので、自業自得だと思えば苦痛ではなくなった。ただ、桜を救えなかったのが心残りではあった。
「シロー、私はお前に何度も酷い事を……」
「いいんだ、もういいんだ」
手を取り合い、近寄って見つめ合う二人、もうその表情に苦悶の色は無かった。
「「いや、早よチューせんかいな」」
ロードエルメロイ二人が待ちきれず、甘い時間を過ごしている二人を見かねて?後ろ頭を掴んで無理やりキス?させた。
「ピーーーーーーーーーーーー!ポオオオーーーーーーーーーーーーー!」
そこで白目を剥いたアンジェリカの頭の安全弁が飛び、脳内?の蒸気を押さえられなくなって噴出した。
ヤカンの口の噴出口と言うより、圧力鍋の解放が失敗したか、ボイラーの安全装置が働いたように、工房内は湯気に包まれた。
「「うっわ、何じゃコリャ」」
「何でやねん」
まだ足腰が立たずにエルキドゥとイチャコラしていたギル様も巻き込まれ、白煙に包まれ、その中に光る物体を見付けた。
『フオオオオオオオオオオッ!』
アンジェリカさんハイパーモード、心は全然明鏡止水では無かったが、全身金色に輝き、オーラバトラーに乗っていたら巨大化していたが、どっかのスーパーサイヤ人みたいに髪の毛まで逆立ててシュワシュワ言いながら空中に浮いて、愛子ちゃんのパンティを顔に被った変態仮面みたいに何か非常〜に漲っていた。
『今宵の私は一味違うぞ!』
斬鉄剣の切れ味も上がったようで、目が赤く光って、空中浮遊したままエルメロイを睨む。
『アレクサンダーの遺物を出せ!』
「「ヘ?」」
エルメロイ二人が写真ぐらいしか遺物を出せないでいると、ギルガメッシュがイスカンダルを仕留めた鎖とエアを抜き補助してくれた。
「これにオッサンの血が残っとるはずや、これでええか?」
『分かった!』
人形を一個掴み、頭を持って釣り上げるアンジェリカ。
『アレクサンダーグレイトよ、この世に甦れ!』
謎の呪文詠唱も無し、儀式不要、晴天の夕空に稲光が走り、まるで現世に受肉させるぐらいの勢いで呼び出すアンジェリカだった。
ギル様も「さっきもそれでやってくれや」と言う目で見守った。
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