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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
41部分:魔剣その二
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よ」
「ミストルティンは神器でありながら血を好む魔性の剣・・・。それを言ったのは他ならぬ御前自身ではないのか」
「ミストルティン!?」
 ブライトンの口にしたその言葉に場の一同はどよめきだった。聖戦の折十二聖戦士の一人黒騎士ヘズルが使った神器であり大陸最強と謳われたクロスナイツを率いて活躍した名将エルトシャン王が手にしていた伝説の剣、その力は一個軍に匹敵するとまで言われている。今それを持つ者の名も世に知らぬ者はいなかった。エルトシャン王の遺児でありシャナン王子と並び称される大陸最強の剣客の一人、その男の名は。
「そうか、貴様があの黒騎士アレスか」
 ブラムセルが黒服の男を見た。彼はかってエルトシャン王をアグストリアへ商売で行った時に見た事がある。そういえばよく似ている。まるで生き写しではないか。

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