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穴熊のトミーのお話
第三章
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「ではこれから皆で飲もう」
 狐どんは四本と聞いてこう言いました。
「一人一本でだ」
「というとわしもか」
「そうだ、御前さんもだ」
 是非にとです、狐どんはトミーに言うのでした。
「一緒に飲もう」
「作ってもらったのにかい」
「お祝いということでだ」
「お家の玄関が出来たか」
「そうだ、だからな」
 四匹でというのです。
「飲もう、いいかな」
「わかった、それなら」
「そう、飲むぞ」
「そうするか」
 トミーは狐どんの言葉に頷きました、そして。 
 バウンサーさんもピーターのお父さんと四匹でトミーのお家に入りました、玄関の扉を開けて絨毯の上を歩いて。お家の中で飲むスコッチはとても美味しかったです。


穴熊のトミーのお話   完


                       2016・9・12
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