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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
40部分:魔剣その一
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う」
 ブラムセルが嫌らしい目つきで三人の踊り子達、とりわけ緑の神の娘を見ている。ジャバローはそれを見てまたか、というふうにフッと薄い笑いを浮かべただけだったがブラムセルの視線の先に気付いたある者は激しい敵意の目で彼を見据えた。
 踊りが終わった。三人はゆっくりと動きを止めるとブラムセルの前に行き恭しく頭を垂れ片膝を着いた。
「フォフォフォ、見事じゃったぞ。褒めてつかわす。ところでそなた等名は何というのじゃ?」
 ブラムセルは満足気に腹をさすりながら好色そうな眼で三人を見る。彼女等はそれに気付かないふりをしてゆっくりと優雅な仕草で立ち上がった。
「レイリアです」
 黒髪に白い服の女が名乗った。
「ラーラです」
 赤い服の少女が名乗った。

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