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剣の世界で拳を振るう
不審な新参者
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とその内、僕の力が必要になる日が来ると思いますよ……では、これで」

来ない方に10000コル。
転移門で去っていくアルベリヒを見送った後、先程の戦闘について話し合う。


「どう思う?」
「う〜ん、とてもじゃないけど、あの腕で攻略組クラスのレベルになったなんて、思えない」
「そうだな。あの腕前は明らかに素人だ。
あんか腕前で攻略組クラスのレベルになるなんてまず不可能だろう。つまり…」
「あの男、何かあるな…」

それに、 彼の戦い方はまるで教科書でも読んだだけのような基本的な動き方、構え方で、戦術のせの字も無い。あまりにも戦いというものを知らなさ過ぎるのだ。
そんな奴が2年もアインクラッドで生きてきたとはとても思えなかった。

「取り敢えずアルゴに連絡して見ようぜ」
「ああ。アルベリヒについて探ってもらおう」
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